米国での医療用大麻合法化と違法使用・障害の関係性
http://blog.goo.ne.jp/gather-ye-rosebudswhile-ye-may/e/ad9d43da35e6e61c77595e8bbc697391
結果:
調査期間全体となる1991-1992年から2012-2013年までの間に、違法使用の割合は、合法化した15州では3.6%、非合法化24州では2.2%増加しており、合法化州の方が有意に増加していた(P=0.004)。
大麻使用による障害も合法化州は1.6%、非合法化州では1.0%増加しており、合法化州の方が有意に増加していた(P=0.03)。
違法使用と使用による障害の有病率の増加幅は合法化州で大きかった。
1991〜2012年の間に人口やその分布が変化しなかったとすると、合法化により違法使用者110万人と使用による障害者50万人の増加に寄与したと推定され、
それらの人々の健康転帰を予想すると、公衆衛生上深刻な問題であると考えられた。
結論:
医療用大麻の合法化は、違法使用者と大麻使用による障害患者の有病率の増加に寄与しており、治療として一部の患者に利益をもたらすものの、
州法を変更する場合は医療従事者と一般市民の両方が影響を考慮すべき。