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  • 2016/12/01(木) 06:44:30.69
山手線目黒駅から東急目黒線で2駅目の武蔵小山。地元では「ムサコ」の愛称で親しまれている庶民的な雰囲気を残す街だ。品川区の西端にあり、目黒区に隣接する。
2006年に武蔵小山駅が地下化され、その後東急目黒線も日吉駅まで延伸された。

目黒駅までわずか3分、渋谷駅まで8分(乗換時間除く)というアクセスの良さ、日本一長い「パルム商店街」(総延長約800メートル、約250店舗)のにぎわい、
そして庶民的な飲み屋、カフェなどが魅力で、この街は穴場的な人気スポットとなっている。

そんな武蔵小山に今、再開発の大波が押し寄せている。14年に都市計画決定された「武蔵小山駅前通り地区第一種市街地再開発事業」だ。
「土地の高度利用と敷地の統合を行い、商業機能の活性化、快適な居住環境の形成および防災上の向上などを図り、
品川区の西の玄関口としてふさわしい魅力ある駅前の複合市街地を実現する」(東京都都市整備局の発表資料)という。

計画では、駅に隣接する一角に地上40階、高さ142メートルのタワーマンションなどが建設される。
すでに工事が始まっており、周囲は白いパネルで覆われ、内部では重機が動き、基礎工事が行われている。

この再開発事業に伴い、駅前にあった昭和の風情を色濃く残していた路地裏の飲食店街「りゅえる」がなくなった。
いくつかの店舗は近くに移転したが、立ち退きとともに閉店した店も多い。
1960年前後から50年以上にわたって続いてきたレトロな飲み屋ストリートがなくなってしまった。消滅を惜しむ声はネットにも多く寄せられていた。

●23の飲食店で「ムサコ・ニシコ・ハイサワー特区」結成

そんな変貌ぶりに地元の飲料メーカーが古き良き街の雰囲気を残そうと立ちあがった。
レモンサワーの元祖割り材「ハイサワー」を販売する博水社である。

「大きなタワーマンションができて街並みがきれいになるのはいいかもしれないのですが、50年間続いてきた地元のレトロな飲食文化がなくなってしまうのは惜しい。
そこで若い人たちにも人気のレモンサワーと酒場をキーワードに、古き良き昭和の酒場風情を盛り上げる取り組みとして
『ムサコ・ニシコ ハイサワー特区』(主催・ハイサワー特区実行委員会)を11月8日に立ち上げたのです」(田中秀子社長)

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20161201-00010002-bjournal-soci
Business Journal 12/1(木) 6:03配信

http://livedoor.blogimg.jp/uraunagi-photo/imgs/8/7/87db4923.jpg
http://blog-imgs-50.fc2.com/k/o/z/kozoh55/CIMG2853_R.jpg
https://pbs.twimg.com/media/CFgIcvwVAAE0rij.jpg

http://blog-imgs-80.fc2.com/k/o/j/kojiji32394/DSC01350a.jpg
https://tabelog.ssl.k-img.com/restaurant/images/Rvw/52542/640x640_rect_52542129.jpg
https://tabelog.ssl.k-img.com/restaurant/images/Rvw/52542/640x640_rect_52542113.jpg
https://i.ytimg.com/vi/211xAETuUkU/maxresdefault.jpg

ここまで見た
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  • 2016/12/01(木) 06:45:31.09
「特区」には地元の23の飲食店が加盟店として参加。各店の軒先や店内に特区の名前を記した提灯や吊り下げ旗などを飾り、
「ハイサワー」やビールテイスト飲料の「ハイサワーハイッピー」が飲める地元酒場としてアピールしている。
各店にセクシーな美尻をプリントした「美尻グラス」や「美尻カレンダー」を配布し、「美尻」を眺めながら酒を楽しめる「美尻特区」とした。

大規模再開発の弊害はでどこにでもある代わり映えのしない、おしゃれな街にしてしまうことだが、
地元の飲料メーカーが古き良き酒場の雰囲気を飲食店と一緒になって残したいという試みである。年内に加盟店を50店舗まで増やす計画だという。

●創業60年の名物居酒屋には開店前から客が並ぶ

この特区構想に賛同した一軒の居酒屋を覗いてみた。1956年から武蔵小山で店を構えている創業60年の老舗、「牛太郎」である。
開店は午後2時半だが、1時過ぎには店の前に客の姿があった。店主の新井城介氏の父親が創業し、現在の店舗は1973年に建て直したという昭和レトロな飲み屋である。
店内には大鍋で仕込んだ煮込みのいい匂いが漂う。暖簾がまだ出されていないのに、早くも常連客が三々五々入ってくる。
営業が始まるとコの字型のカウンターは、いつのまにかほぼ満席になった。

焼酎のハイサワー割を頼むと、グラスに盛られた焼酎と氷入りの大きめのグラスと、瓶のハイサワーが出てくる。自分で加減を調整しながら割り、メニューの張り紙を眺める。
ニンニク味のホルモン焼き「とんちゃん」、白モツの「煮込み」は、それぞれ120円。
ポテトサラダやオニオンスライスなども100円台だ。
軽く飲んでつまんで1000円ちょっと。まさに“せんべろ”(1000円でベロベロに酔える)の世界である。

常連だという30代の男性は「今日は仕事が休みなので開店から来ました。古い飲み屋が残る武蔵小山が好きで引っ越してきたんです」という。
隣の3人組は20代の女性2人に男性という組み合わせ。
インターネットを見て初めて来たという。「こういうレトロなお店、いいですよねえ」と満足げだ。

開店時からの1〜2時間と、閉店間際の1〜2時間は常連客が多く、そのほかの時間帯はネットなどで知った初めてのお客さんも多いという。
新宿ゴールデン街を舞台にしたドラマ「深夜食堂」(毎日放送系、TBS系など)を彷彿させるような店のたたずまいを客は楽しんでいるのだろう。

街が変貌していくのは時代の流れである。しかし、その土地に根付いた文化を消滅させては意味がない。
20年開催の東京オリンピックに向けて各地でインフラ整備が進むが、ハコだけ新しくすればいいという発想は通用しない。
地元の人々の思いをいかに汲み取っていくかが重要である。ゼネコンだけが潤うような再開発はいらない。

お絵かきランド
フリック回転寿司
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