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  • 2015/03/02(月) 21:12:00.70
「三百六十度の牢獄」

ありふれた動物だろう忙しく歩く足音
どこにでも有る感情だろう目蓋閉じ笑う
ただそこに寝そべって三月の冷たい雨を待つ
震えながら泣きながら身体丸める夜が恋しくて

藍色の世界の向こうここから見えない家路
その全てに悲しきストーリー頬歪めてあてる
四方の檻の中の名前も知らぬ動物たち
笑いながら嬉しそうに地獄へ堕ちて行ったままさ

見えない向こうで

待ちわびている鍵をくれよ
その牢獄の扉の鍵を
斜めに交差する道の間の
三角の公園に寝転んでみたい

夜が明けそうだ雨は降らぬまま
春が訪れる檻の外に芽吹く草の支配

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