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- 2015/02/02(月) 07:25:38.80
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新本格ミステリの旗手、綾辻行人を語るスレです。
ネタバレを語るにはメール欄を使用しましょう。
館シリーズは刊行順に読まれることをオススメします。
著作一覧
『館シリーズ』 『囁きシリーズ』 『殺人鬼シリーズ』 『深泥丘シリーズ』
・十角館の殺人 ・緋色の囁き ・殺人鬼 ・深泥丘奇談
・水車館の殺人 ・暗闇の囁き ・殺人鬼-逆襲編- ・深泥丘奇談・続
・迷路館の殺人 ・黄昏の囁き
・人形館の殺人 ・綾辻行人ミステリー[緋色の囁き](漫画原作)
・時計館の殺人 『殺人方程式シリーズ』
・黒猫館の殺人 ・殺人方程式-切断された死体の問題-
・暗黒館の殺人 ・鳴風荘事件-殺人方程式-
・びっくり館の殺人
・奇面館の殺人 『その他(エッセイ/共著)』
『Anotherシリーズ』
・Another
・Another episode S
・アヤツジ・ユキト1987-1995,1996-2000,2001-2006
『シリーズ外』 ・本格ミステリー館にて
・霧越邸殺人事件 ・セッション-綾辻行人対談集-
・最後の記憶 ・月館の殺人(漫画原作)
・四〇九号室の患者 ・綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー1、2、3
・眼球綺譚
・フリークス(「四〇九号室の患者」収録)
・どんどん橋、落ちた
前スレ
綾辻行人 39
http://peace.2ch.net/test/read.cgi/mystery/1403951738/
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- 606
- 2015/05/06(水) 20:44:48.57
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綾辻はお世辞にも文章力があるとは言えないな。
ちょっと幻想味をもたせてみようとした霧越邸なんか、文章力のなさが露呈して薄ら寒い読み物になってしまってるし。
それ考えると本格パズラーというジャンルは綾辻としても弱点がそれほどクローズアップされない、自分の強みを活かせるジャンルだったという事で。
新本格という流れを作った作家なので、そうケチをつけなくてもいいと思う。
社会派ミステリ好きが綾辻評価しないのは分かるが、だからって腐していいというものでもないかと。
ようするに自分の好みに合わなかった、てだけのことを絶対的な評価にすりかえようとするから反発されるのであって。
個人の好みの問題でいいんじゃないか。
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- 607
- 2015/05/06(水) 20:51:02.87
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>>606
そう。結局はそういうことなんだよね。
本格ミステリ好きは社会派を面白くないと思うことが多いけど、
もっと奇想天外なトリックを仕掛けろとか衝撃の結末を用意しろなんて傲慢なことはいわない。
ただ読まないだけ。
片や本格にケチを付ける連中は、自分が好きなジャンルだけ読んでればいいものを
人間がかけてないだの文章力がどうだの自分の好みを押し付ける。ラノベへの批判も似たようなもんか。
自分の気に要らないものが1つのジャンルを形成してブームを引き起こしたのがそんなに気に食わないんだろうかね。
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- 608
- 2015/05/06(水) 20:56:04.42
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本格ミステリに一番重要なのはトリックでも文章でもなくプロットだよ
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- 609
- 2015/05/06(水) 21:07:28.59
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パズルとしてのトリック(宝)も超一流。文章(砂)も超一流。
そりゃそれがベストなのは確かだけど、現実問題そこまで出来てる作品って何があるの?
戻 り 川 心 中
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- 611
- 2015/05/06(水) 21:20:52.77
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>>599
>今じゃ考えられないほどの「人間がかけてない」バッシング
これは大げさだろう
人間が描けてないというよりとにかく文章が下手だとは言われてたな
それこそ新本格シンパですらね
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- 612
- 2015/05/06(水) 21:24:40.46
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>>609
連城三紀彦氏は普通小説家としても名高い人なので反則w
この人くらい書けたら人間が描けてない批判も納得なんだけど、こういう方はそのような批判はしないんだよね
やはり幻影城出身でドンデン返しにこだわったり、ミステリスピリットに溢れた作家だからなのか。
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- 613
- 2015/05/06(水) 21:25:40.29
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>>608
┌''ニ三三三三三ミミミ=、,
,.-┤三三三三三三ミミミミ,\
,/,彡l三三三三三三ミミミミミミミミ\
/〃,彡レべキ三三三三ミミミミミミミミミヾ、
,//〃彡{" ~゙''=ニ三ミミミミミミミミミミミ;;}
レ〃三l; ,, ~゙"''ーーー=弌ミミ三;}
l/彡三;j , . - ' ' , :._,,..-―‐‐、ヾ;三j
,!;三;三j ,.-'''~ ̄`ヽ i ::.,,..-―‐'' 、_!'i"
'ヾ;三;;j ,.:-'ニ二ニ'⊥ ≡~ ̄ !i
ヾツ ; .:;l i;_ !l
l! ;!:: ':;l,_;;.. r-' ヽ、, l !
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゙:, ヽ. :.弋;;;:::ニニニ‐" / <プロットノイミワカッテル?
,入.ヽ, 、 = = = ,/
_,,.:ぐi. ゙ヾ:; ゝ.. ノト、
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- 614
- 2015/05/06(水) 21:37:58.95
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いや連城の批評はそんな甘くないぞ
推協賞の選考委員時代には霧越邸に厳しいこと言ってたしな
ただ亡くなる直前には読みかけの十角館を褒めてたが
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- 615
- 2015/05/06(水) 21:38:07.02
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>>611
でも当時島荘あたりがよく庇ってたよ。
人間が描けてない、と批判している作家もいくつかのステレオタイプの人間しか描いてないじゃないかみたいな感じの。
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- 616
- 2015/05/06(水) 21:41:33.47
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>>614
霧越邸はいくら何でも出来が悪すぎた。
あんなの褒めてるのは綾辻本人くらいだろう。
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- 617
- 2015/05/06(水) 21:54:23.52
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俺がまだ大学生だった頃、『人間が描けていない』に関する論文を書こうと思い立って、
その初出を探そうと当時の文芸誌などを漁り回ったが、これが全然見つからないんだ。
綾辻側が「人間が描けてないと言われた」という文献は腐るほど出てくるのに。
『人間が描けてない』とは他の欠点から目を逸らすための綾辻行人によるトリックなのではないか
って結論に至ったことを思い出したw
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- 618
- 2015/05/06(水) 22:04:56.75
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感情が書けてないのか
リアルが書けてないのか
個性が書けてないのか
まあ、ほぼ全部当てはまるんだが
どれか一つでも書けていたら批判は少なかったかな
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- 619
- 2015/05/06(水) 22:35:56.61
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批判を「人間を描けてない」にまとめてしまった面はあるだろうな
実際に活字になってる新本格批判は小説技巧と文章力の未成熟を指摘してるものが多い
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- 620
- 2015/05/06(水) 22:36:02.23
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みんな熱く語ってて、真剣に小説読んでるんだな。
俺なんてヒマつぶしで読んでるだけで、読みながら推理なんて全くしてない。
人間が書けてるかどうかとか、今まで考えもしなかった。
そういう不真面目な読者にも、やさしいのが西村京太郎なんだけど
最近は、太平洋戦争ものばっかりで話が重くてついていけない。
原点回帰して、鉄道物に戻ってほしいなあ。
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- 621
- 2015/05/06(水) 23:05:41.35
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本当に原点回帰したら綾辻以上に本格ど真ん中なんですが()
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- 622
- 2015/05/06(水) 23:34:15.73
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原点回帰するなら鉄道もの書き始める前のほうがいいだろ
でもそのころの西村はあなたが好きな「本格」ではないかもね
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- 623
- 2015/05/06(水) 23:54:08.36
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『殺しの双曲線』のような作品をもっと書いて欲しいもんだ
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- 624
- 2015/05/06(水) 23:59:03.76
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鉄道物じゃなくても「赤い帆船」とか海洋物でもいいんだけどね。
新装版の「殺しの双曲線」は十津川が出てないの確認して買わなかった。
それにしてもみなさん他の作家の作品も詳しんだな。
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- 625
- 2015/05/07(木) 00:06:33.43
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>>617
面白いねその話。流石に作家や評論家ともなると、
そういう批判の文言自体は幼稚だってことは分かってるんだな
だから公の文章では残らない。本当は言いたいだろうけどw
でももっとプライベートな会話とか、
短絡思考のファンからはさんざん言われてたんだろうな
ネットのレビューでも未だにそれで批判した気になってる奴ばっかだし
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- 626
- 2015/05/07(木) 00:11:41.59
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文章になってるもので有名なのは関口苑生、このミスの匿名座談会あたりかな
それらにしても人間が描けてないとは言ってないし
後者はもっともな批判もされてたよ
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- 627
- 2015/05/07(木) 07:00:27.00
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社会派でも人間描けてないやつあるだろう
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- 628
- 2015/05/07(木) 11:15:58.91
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綾辻はまだ許せるが、後続の新人達は商業レベルではない。島田ふざけるな。金返せ。これが当時の新本格バッシング。島田と法月がそう書いてるんだからそれが事実なんじゃない?
もちろん綾辻にも多少の批判はあっただろう。しかし綾辻は霧越邸で文春1位を獲得し、結果で批判を黙らせた
調子に乗った綾辻は翌年のインタビューで「本格ミステリは人間を描く必要がない」と挑発。これに激怒した関口らが新聞雑誌文庫解説あらゆる媒体で綾辻へのネガキャンを展開するも虚しく、さらに翌年には時計館が推協賞受賞w
というのが当時の流れ。勝者の余裕ってやつなんだろうな。自分達に対する批判もファッションとして自ら取り入れて楽しんでるって感じ
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- 629
- 2015/05/07(木) 12:14:52.52
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>>628
結局、小説だからって人間を描く必要ないって事だよな。
むしろ人間から離れる事で新しいムーブメントを創造したと考えるべき。
人間を描かなければならないという軛から逃れる事で表現の幅が広がったのだ。
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- 630
- 2015/05/07(木) 12:25:05.90
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まあリアルな人間かこうとしたらクローズドサークルで連続殺人なんか絶対起きないしな
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- 631
- 2015/05/07(木) 12:31:12.98
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>結局、小説だからって人間を描く必要ないって事だよな
我田引水というかどこが「結局」なのか意味不明
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- 632
- 2015/05/07(木) 12:48:55.76
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なお新装改訂版では心理描写を増やし、人間を描こうとした模様
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- 633
- 2015/05/07(木) 13:20:06.55
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>>628
島荘にも噛み付くくらい尖ってたしこの頃までが綾辻の全盛期だったよな
そこからアナザー出すまでは下る一方で完全に終わった作家扱いだった
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- 634
- 2015/05/07(木) 13:31:24.96
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まぁ人間を描かなくてもいいなんて開き直ってる綾辻はラノベ作家位の価値しかないよな
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- 635
- 2015/05/07(木) 13:34:24.66
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綾辻本人だって自分が漱石鴎外と並ぶような文学者だなんて思ってないだろう
ラノベ作家でも充分だと思うよ
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- 636
- 2015/05/07(木) 14:46:12.54
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むしろ新本格ってそれまでの堅苦しい推理小説からの脱却って面もあったし、
表現とかよりストーリーを単純に楽しむことに特化した点については、
ラノベと方向性は変わらない。
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- 637
- 2015/05/07(木) 15:03:22.82
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心理描写過剰でもウザいぞ。
ほどほどに入ってる分にはどんな人間なのか分かりやすいが、読者に想像する余地を残すのも大事。
事細かに書く事で人間を描けてると思ってる作家多すぎ。
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- 638
- 2015/05/07(木) 15:10:34.93
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まあ霧越はあんまおもんないけどな
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- 639
- 2015/05/07(木) 15:18:15.82
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>>635
知識人が読んでも満足出来る推理小説を目指したのが
ハーバード大卒で美術評論家のヴァン
オタク向け推理小説で不動の地位を築いたのが
高卒で懸賞小説出身のエラリー
綾辻先生は前者だと思うよ
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- 640
- 2015/05/07(木) 17:15:38.52
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エラリーは頭良い奴じゃないと楽しめないと思う
現に数学2の俺は楽しめなかった
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- 641
- 2015/05/07(木) 20:03:36.05
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心理描写が無いと人間が描けてないって発想はどこから来たんだろう
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- 642
- 2015/05/07(木) 20:41:16.19
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そもそも人間が描けてないってどういう部分を見てそう感じるの?
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- 643
- 2015/05/07(木) 20:47:28.16
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現実に生きてる人間はそんなことしないだろ、ってとこじゃない?
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- 644
- 2015/05/07(木) 20:48:48.86
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登場人物の口調、台詞にリアリティがないと思った。若い教師が作る学芸会の台本みたいな感じ
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- 645
- 2015/05/07(木) 20:57:31.37
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>>640
理解は出来た上でつまらないの?
綾辻はプレステージっていう糞映画見たことあるかな?
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- 646
- 2015/05/07(木) 21:06:16.67
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事実は小説より奇なりとは良く言ったもので、
小説よりも行動や言動がおかしい奴なんて腐るほど居るし、
あんまり気にならんな。
ただ、序盤と性格が激変してたりすると、
この人、人物設定何一つ考えてないんだなぁ。とは思う。
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- 647
- 2015/05/07(木) 21:12:27.06
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>>645
レーン四部作、帽子と一気読みしてきたが犯人の検討がついたのはZだけ
理解はしていると思う
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- 648
- 2015/05/07(木) 21:16:42.64
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事実は小説よりも奇なりって言葉がある時点で小説の方が奇だよね
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- 649
- 2015/05/07(木) 21:24:00.54
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>>648
kwsk
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- 650
- 2015/05/07(木) 21:35:10.02
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>>645
プリースト読んだことないのか・・・
素晴らしい映画化だと思うが
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- 651
- 2015/05/07(木) 21:42:30.91
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当たり前の事は慣用句や諺にはらないでしょ?
男は女じゃない、とか、人間は歩ける、とか名言でも慣用句でも諺でもないだろ?
だけど逆説や例外を拡大解釈したりするものは残るってこと
小説は事実よりも奇なり、だったら誰もが「当たり前だろ」って思うわけ
タダより高いものはない、とかね
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- 652
- 2015/05/07(木) 21:54:04.19
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ありがとう、そういうことね。
その極まれな例外が小説を越えるから>>646のレスをしたんだけど、説明が足りなかったみたい、すまん。
正確に奇妙奇天烈度合いを表すなら
例外的な現実>小説>>>>>普段の現実ってところか
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- 653
- 2015/05/07(木) 22:03:51.61
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久しぶりにきたら水曜になぞの勢いがあったからROMったが
叙述トリックは宝箱の中にない。宝箱探しに夢中になってて気づいたら
砂が水になってた、これが叙述トリックだ。叙述トリックはだまし討ちだぜ。
何か別のことに気を取られている読者におまけみたいな感じで襲ってくる。
宝箱の中にあっていいのはパズラーとかのトリックでしょ
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- 654
- 2015/05/07(木) 22:32:39.66
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作品が面白くない理由に「動機が希薄」ってケチ付ける奴が嫌いだ。
現実社会では、「むしゃくしゃしてやった。誰でもよかった」
なんて、よくある話じゃないか。
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- 655
- 2015/05/07(木) 22:56:17.80
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現実ならともかくエンタメでそれはあかんやん
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- 656
- 2015/05/07(木) 22:56:25.00
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でも例えば死体の首が切られていたとして、
名探偵「そうだ、この理由は○○だ!だから犯人はお前だ!」
容疑者「いや、ちゃうけど。」
真犯人(むしゃくしゃして切断しただけなんだが……)
だったら怒るでしょ?
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