【13階段】高野和明 part3【ジェノサイド】 [sc](★0)
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- 2014/09/30(火) 23:09:58.57
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書きかけで送信してしまった
>どんな感想を持てば公正だったの?
この質問がひっかけでしょ
レイシストに囲まれて育った中学生が、突っ込みどころのない「公正」な視点を持つことはまずないと
で、答えは主人公はこのままで、レイシストでない親戚か誰かを登場させてバランスをとることかな
高野和明は、中朝を嫌う祖父伯父の対極として、劉さん金君に特別好意的な父親を描いた
(特別というのは、数でいえば日本人学生>>>>>>留学生だろうに留学生の話が多かったから)
小説の主題が、中朝を好きか嫌いかならその対比は正しいが
人類の特性や長所短所という視点だと間違っている
レイシストの対極は、特定の人種を好む人ではなく、人種で差別しない人間だ
公正な神のような人物を出さないまでも、主人公の思い込みに一石を投じる誰かがいれば違ったかもしれない
例えば>>373のセリフを投げかけるとかね
実際には回想だけで進むので、物語上で思い込みに誰かの突っ込みが入る余地はない
ID:lJZBBC/gいわく「戦後レジーム真っ盛りで、インターネットの普及も歴史問題への懐疑的な書籍も少なかった時代」
の未熟な中学生が、「『数千人』の在日朝鮮人が殺された」等、
証拠のないおぞましい想像を事実かのように垂れ流していく
繰り返すが、「中朝を好きか嫌いか」という主題の小説ならしっくりくるが、
高野和明が主張する「様々なジェノサイドを描きながら、日本の過去を公正に描く」小説ではない
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