子供に纏わる感動秘話 [sc](★0)
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- 2006/12/22(金) 00:52:31
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友人の葬儀に出席するためには、家を一晩空けなければならなかった。
上の二人は、お父さんが出掛けた後、それぞれに学校にいけばいいのだが、幼稚園はそうはいかず、実家に預ける事になった。
前の晩彼に「明日は、一人でお泊りにいってね。お母ちゃんの大事なお友達が遠くへ行ってしまうので、さよならを言いに行きたいの。
お友達の家は遠いから何があっても帰れないの。 だけど、次の日には必ず帰ってくるから、いい子で持っててね。」
そう、言い聞かせて私は出掛けた。
辛く、哀しい葬儀を終えぼろぼろになって帰ってきた。 つづく ながくてごめんなさい。
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- 2006/12/22(金) 01:15:59
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それでも、家に帰ったら泣く訳にはいかず、お留守番ありがとうと一人一人抱き締めた。
母親が一晩いない上に、兄弟ばらばらと言うのが初めてだった彼らは、それぞれに不安に夜を過ごしたようで、一緒にお風呂に入り寝る頃になって、落ち着いた
あれから、ひと月以上経ったはずなのに、何があったのかな?何で“死”という言葉が? 抱き締めながら、考えていると中一の兄が塾から帰って来てちびすけの泣いている訳を聞いた。
「何だか急に、お母さん死なないでって泣くの」
「そっか、ちびすけもそんなこと考える様になったのか〜。にいににも、せんのことがあったな〜。」
なんて言いながら、私の腕の中からちびすけを抱き上げ、話しだしました。
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- 2006/12/22(金) 01:32:43
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「お父さんのおとうさんは一緒に住んでいるじいじで元気でしょ。
お母さんのお父さんとお母さんも元気で遊んでくれるでしょ。
だから、にいにやちびすけがお父さんになってもお父さんとお母さんは元気でいてくれるの。一緒に住んでいられるよ。だから、心配しないの。」
座って抱きながら、弟に話をする兄、それをうん、うんと納得する弟。
なんだか、ドラマの様だけど、家のソファーで本当にあった幸せな時間でした
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