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  • 2011/02/03(木) 23:27:35
空襲の記憶を未来に、B29搭乗の元米兵から寄付続く

 一晩で約10万人の市民が犠牲になった東京大空襲から、10日で63年。

 当時の惨禍を語り継いでいる「東京大空襲・戦災資料センター」(東京都江東区)に、米国から寄付を送り続けている
B29爆撃機の元パイロットがいる。

 爆撃中に撃ち落とされて捕虜となり、東京大空襲の夜は味方の襲撃に命を脅かされた。1人の人間を加害者にも
被害者にもしてしまう戦争の非情さを知る元兵士は、その記憶を未来に伝える意味を感じている。

 この元兵士は、サンフランシスコに住むレイモンド・ハロランさん(86)。日本の真珠湾攻撃に憤って軍隊に志願し、
1944年末からB29のパイロットに。4回目の出撃となった45年1月27日、茨城県上空で撃墜された。
パラシュートで着地すると、群衆から袋だたきに遭ったという。

 3月10日未明の大空襲は、東京・九段の憲兵隊司令部の独房で、手足を縛られた状態で迎えた。屋根などが燃え熱風や
煙が立ちこめた。「とても恐ろしくて、最後の夜になると思いました」

 大空襲からほどなく、動物園に連行された。裸でオリの中に放り込まれ、鉄格子越しに市民の目にさらされた。
「自分の町を爆撃した敵を、見せしめにしたかったのでしょう。生涯で最も屈辱的な出来事でした」

 終戦で解放された後も、捕虜時代の記憶に苦しめられた。精神を病み、1年近く入院したこともある。


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