宮城県のコロナ対策について語るスレ [machi](★0)
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- 2021/03/23(火) 09:06:56
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疫学専門の大学医学部教授の書き込みの転載
宮城県の感染者急増に「PCR検査拡充」で立ち向かうのはやめたほうがよい。
宮城県の感染者は相変わらず増加していて、頭を打ったような様子は見られない。ここへきて、村井知事はドライブスルー方式のPCR検査の件数を増やすなど、検査態勢の拡充を図る考えを示したと報道されている。悪いことは言わないのでやめるべきだ。
今回の急増の裏に、震災10年企画で宮城入りした、(多くは東京の)テレビクルーの関与があるかどうかの議論がある。事の真偽は分からないが、ある程度の関与があったと考えても大きな矛盾はないだろう。この真偽はともかくとして、特定の地域に、思いもかけない感染者の急増を認めることはままある。例えば図の広島県。
この広島県の急増は、他の都県より早いタイミングで起き、増加の度合いも大きい。この原因が何かについて、見当もつかないが、広島で大規模検査の話が持ち上がったのが、1月中旬のことで、もう、感染者は減少局面に入っていた。
一般的に(は言い過ぎか。「私が思うに」に訂正)、感染者急増のペースが異常に速いときは、その収束も急なことが多い。急増の陰に時限的で大規模な人の移動と、それに伴う会食があったとすれば、それには必ず終わりがある。日本中で、また、ヨーロッパのあちこち(アイルランドやポルトガル)で、年始の感染者急増が驚くほど速く収束した大きい原因は、増加の原因の人の移動が時限的なものであったことは大きいと思う。
もちろん、年始にまじめに自粛したことも確かだが、正月が終われば、大規模な人の移動も一段落だ。
今回の宮城の感染急増も、「自粛系」政策できちんと対応することが重要で、大規模PCR検査をしても、おそらく感染者は見つからないし、感染収束にはつながらない。やるとするなら、丁寧にクラスターを見つけ、事前確率の高い人を見つけていく作業だ。何度でも言うが、PCR検査は事前確率の高い人を見つける能力はない。
宮城の感染の一日も早い収束を待ちたい。
村井知事が正確な知識を持って県民のために行動するように、皆さんで働きかけて下さい。
今はワクチンを早急にどう接種するかに頭を使って貰いたい。
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