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  • 2012/02/05(日) 23:29:11
盛岡在住飲食店勤務

3・11 携帯の緊急地震速報とほぼ同時に揺れを感じました、
私の記憶だと終始横揺れだったような気がします。
盛岡という土地は地震が起きても地盤が固いなと感じるので
この時も揺れの強さに対してはさほど怖くなかったのですが
この時は治まる気配のない長い揺れに対し恐怖心が出てきました
すべり落ちる食器の音や家のきしむ音、地鳴りそして停電・・
このままドンと縦揺れがきて家がつぶれるのではないかと感じました。
揺れが収まり勤務先に向かいました。
勤務先周辺は停電以外大きな被害も無く
12日に停電復旧後、店は通常に営業しました。
こんな時にこんなに普通に営業していいのか?
営業してもお客さんなんか来ないんじゃないか?
と疑問を感じながら・・
でもお店は初日から混みました・・

出張で帰れなく駅や避難所にいるがどこも開いてないとか
ホテルに宿泊してるが食堂が機能していないとか
これから被災地に行くのでスタッフ達のお弁当を作ってくれとか
何日かしてからは
何も無かったように騒いで飲む若者や知人の安否が確認でき乾杯している
サラリーマン、
また献杯と静かにグラスを傾ける常連客、
「家流されちゃってこっちに非難してきたよ!今日ぐらい酔っ払って
いいよね?」と明るく振舞ってるおじさん、
いつもはどんな人だろう?などあまり気にしなかったんですが
この時ばかりは色々な人を意識して感じました。
いろんな地方からいろんな人達が被災地の為に来てました
関西、九州、関東・・・

感謝の気持ちと何も出来ない自分の不甲斐無い気持ちでいっぱいでした。
その後も
いつか炊き出しに行こうと思いながらも出来ずじまいでした。
でも
たまにあの日のお客さん達が
「あの時お店が開いてて助かったよ」
「ホントに食い物無かったもんな」とか言われると救われます。

ここまで見た

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