【福島市発】自立更生促進センター構想 持久戦かな2 [machi](★0)
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- 884
- 2010/06/20(日) 01:52:45
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>>882さん
おおきに、ありがとさん・・・合同会や住民の会を中心とした
福島市民の皆さま、ほんとにナイスファイトですよね。
>>880さん
京都・福岡は、政治家や市議会が強く反対の姿勢を示したことが
計画凍結の大きな理由ではないかと思われます。
京都市では、保護司さん達がセンター推進の陳情を、市議会に提出したけれど
共産党の「くらたともこ議員」が仲介して、その陳情を取り下げています。
京都出身の政治家さんの、こんな「質問主意書」を見つけました。
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/166441.htm
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/a166441.htm
http://www.shugiin.go.jp/itdb_shitsumon.nsf/html/shitsumon/b166441.htm
薬物乱用及び再犯防止対策と治療回復支援に関する質問主意書
平成19年6月29日提出
質問第441号 提出者 前原誠司
上記資料によれば
福島県、鳥取県、秋田県、など一部自治体では、薬物乱用者が刑務所から
出所しても、移送費が支給されない問題があるようです。
刑務所から出て、生活保護を受けながらダルクに入所したり、依存症治療を
受けられる仕組みが整っていれば良いのですが、
残念ながら、福島県ではそうした取り組み(厚生労働省の管轄)が弱い状況で、
自治体や政治家による「治療モデル」の観点からの問い直しが起きなかったために、
「司法モデル」の自立更生促進センターの設置が、福島市民の知らない間に着々と
法務省によって進められてしまったのだ、と思われてなりません。
前原氏の衆議院質問は2007年7月。翌年2008年8月22日には
政府が「新5カ年戦略」として、薬物乱用の再犯者を減らすために
「医療・福祉」政策の充実をはかる「治療モデル」に転換しました。
↑前原氏の質問の中で
>十四 (略)法務省が民間の更生保護施設では処遇が困難な者の社会復帰等
> 「再チャレンジ」策として、「自立更生促進センター」を設置することが
> 決定し、薬物事犯者処遇プログラム等も行われることになった。しかし、
> 「薬物依存症」という病気の特性を考えると、帰住地における保護観察に
> 切り替えた後にも継続した薬物依存のための回復プログラムを受けられることが
> 望ましいと考えられるが、それらの期待に応えるための社会資源は準備されて
> いるのか。またその社会資源は量的に十分であるか。
と問いかけられていますが、上記の前原議員の指摘でわかるとおり
「福島県、鳥取県、秋田県・・・」と例示されるほど
福島の「薬物依存への取り組み」は手薄であり、帰住地としての「社会的資源」も
十分ではありません。福島県立医大で、研修医の薬物使用が問題になったことからも
その状況は明らかでしょう。
前原誠司氏の質問主意書は、とても詳細に薬物依存症の問題をとらえており、真摯な姿勢に
心打たれました。福島県選出の国会議員の皆様にも、是非この問題を考え直して頂きたい・・・
金子恵美氏や石原洋三郎氏は、自立更生促進センターについて「国営の良い施設なのに、
なぜ反対するのか」といった程度の認識しか示していないそうですが、厳しい見方をするなら
政治家の質がその程度の地域だからこそ、学校密集地で「自立更生促進センター」が
強引に開所・運用されようとしているのではないでしょうか?
もっと資料を読んで、学んで頂きたいと切望します。
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