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  • 2008/09/06(土) 21:30:52
あれっ、また振り出しに戻っていませんか?はっきり申し上げると、議論の段階は終わっているのですよ。
結論は出ています。後は、如何に地域住民の皆様に、ご理解を頂くかを考えるガイダンスの段階なのです。

マスコミなどが、都市型凶悪犯罪の報道で治安悪化の不安を煽った結果、相互不信の社会が形成され
子どもの安全を旗印に、地域社会に馴染めない者を、不審人物として排除する傾向が表われました。
セーフティネットから漏れたこの人達は、社会での行き場を失い、些細なことでも警察に通報され、
身寄りが無い為に釈放もされず、挙句の果ては刑務所送りとなります。又、釈放になったとしても、
社会での行き場が無い為に、犯罪を犯してでも刑務所に戻ろうとします。

結果として、刑務所がセーフティネット代わりをしている状態です。この状況を改善する為に、政府が
取りまとめた総合支援策は、自立可能な受刑者には就労機会を提供し、老人や障害者などは、速やかに
福祉施設への移行措置を取ると言う内容です。本来、福祉がやるべき事を福祉業務に返すと言う事です。
つまり、異常だった現状を正常な状態に戻すと言う事です。

人権先進国の欧州では、犯罪者などを排除せず、政策的に参加の機会を与えて社会に内包していこう
という理念が浸透していますから、モデルケースとして参考になると思います。

地域住民にとっても、市民的自由と基本的人権を相互に尊重し合い、市民が自律的主体と同時に
実践主体でもある。と言う事を、皆で学ぶ良い機会だと思います。

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