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  • 2009/12/29(火) 09:54:08
大いなる川の流れを力で変えようとする者は、やがてその愚かな事に気付くだろう。正義の流れは最早誰にも止められん。人それを「怒涛」という。

一度は暴力の嵐によって破壊され、崩れ去ったものでも、命の鼓動が残っていれば必ずいつかは甦る。人それを「復活」という。

握れば落ちる砂の一粒一粒も、元の姿は巨大な岩石だ。目に見えぬ風の力で砕かれた時、例え悪がどんなに強大でも、我、見えざる風となりて悪を討つ。人それを「風食」という。

凍てつく氷河の中にいようと、身を焼く炎の中にあろうと、心に誓った事を翻しはしない。力の攻めにあおうとも守らなければならないもの、人、それを「尊厳」という。

森の声を聞け、風の声を聞け、貴様等の悪しき心をあざ笑っているぞ。人それを「魍魎」という。

例えどんなに巨大な悪が存在しようとも、この星々の中ではちっぽけな塵に過ぎない。悠久の時の流れと、果てしなき広がりを持つもの、人それを「宇宙」という。

己の力に溺れる者は、より大きな力の持ち主の前に必ず破れ、己が不名を悔いる羽目になる。人それを「必滅」という。

戦いの歴史は大いなる悲しみを生む。しかしその凍てつく心を溶かす術はある。いかなる悲しみをも癒す心、人それを「慈しみ」という。

花の美しさの分からぬ者に、宝の価値など分かりはせん。真の宝とは、己が胸中にある心の豊かさの事だ。人それを「芳情」という。

戦いは裏切りと憎しみを生む。しかし信頼は安らぎと真の友を作るだろう。一片の曇りも無い信念、人それを「絆」という。

渡り鳥は海に落とした小枝に羽根を休める。そして進むべき方向に吹く風を待ち、自分の心に従い正義に向かって飛ぶ。人それを「飛翔」という。

力と力のぶつかり合う狭間に、己が醜い欲望を満たさんとする者よ、その行いを恥と知れ。人それを「外道」という。

俺の心は嵐の如く猛っている。幾つもの怒りや悲しみ…その怒りと悲しみを我が力として、俺はお前を討つ。人それを「修羅」という。

優勢と劣勢には翼がある。常に戦う者の間を飛び交っている。例え絶望の淵に置かれても、勝負は一瞬で状況を変える。人それを「回天」という。

人は誰でも宇宙を動かせる程の力を秘めている。しかしその力を破壊と殺戮に使おうとする者もいるだろう。創造に使うか、破壊に使うかは、人に委ねられた最後の選択なのだ。あらゆる生命の源である光を絶やすまいとする心、人それを「愛情」という。

どんな番組にも必ず終わりは来る。人それを「最終回」という。

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