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  • 2013/06/02(日) 15:01:03.71
リスク説明が不十分、誤解を招く「もうけ話」 2012/4/18
名の通った金融機関で推奨された金融商品を買えば大丈夫――。
このように思っていると、「もうけ話」で予想外の被害に遭うことにもなりかねません。
最近では、高齢者などに対して証券会社や銀行などの金融機関が誤解を招く勧誘や販売をした結果、トラブルに発展する例が発生しています。
どのような取引であっても、リスクをどこまで許容できるかを自ら判断し、納得できる説明を求めることが必要です。>>591

 詳細については、図1にまとめた。
要するに、ある水準(ノックイン価格)を一度でも下回らなければ、投資家は一定の利益を確保できる(ただしどんなに上昇しても利益は一定)。
ただ一度でもノックイン価格を下回ると、損失が拡大する場合がある。
日経平均株価が下落する傾向が予想される時期には、リスクの高い手法と言える。

図1 ノックイン投信の仕組みの例。この投資信託は、
(1)判定日に「早期償還判定水準」を上回ると早期償還される、
(2)償還時は早期・満期問わず分配金を受け取れる――という設計になっている。また、
(3)日経平均株価の推移が次に挙げる3条件を期間中にすべて満たした場合は、「(最終評価日の日経平均÷当初株価)×投資元本+分配金相当額」のみ戻る。
つまり最終評価日の日経平均株価が安いほど損失が拡大する。

3条件の具体的な内容は以下の通り。
・「ノックイン価格」を一度でも下回る
・早期償還判定水準を上回らない
・最終株価が当初株価を下回る

図のケース1〜ケース5のように日経平均株価が変動した場合、ケース5では、(3)の3条件を満たすため、損失を被る。
ケース1〜ケース4は、いずれも投資元本+分配金相当額が戻る(最終評価日の日経平均が当初水準をどんなに上回っても一定)

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