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  • 2013/02/09(土) 18:56:33.92
2012年11月27日18:08
カテゴリ仕組み債・デリバティブ
ノック・イン仕組債で勝訴判決

本日、東京地方裁判所で、いわゆるノック・イン(日経平均株価と為替レートの両方に連動)の仕組みのついた仕組債について、勝訴判決を頂くことができました。
償還損だけでなく弁護士費用を含めた損失の6割、及び、購入時から現在に至るまで年5%の遅延損害金の支払命令でした。
このような裁判の場合、たとえ勝ったとしても7割、8割の過失相殺が認められてしまうことも珍しくないなか、私にとっては完全勝訴に近いものとなりました。

問題となった仕組債は、2007年にみずほインベスターズ証券が「Wモニター」の愛称で一般個人投資家向けに販売した公募社債です。
説明資料が簡単ですむ私募債ではなく、きちんとした目論見書も発行される公募債で、
販売証券会社の説明義務違反が正面から認められ、このような勝訴判決が出たことは、とても画期的で、
原告側の真剣な訴えに真剣に耳を傾け認めて頂いた裁判所に、改めて敬意を表したいと思います。

この判決については、明日の朝日新聞の朝刊にも取り上げて頂く予定になっています。

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