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  • 2011/02/16(水) 14:42:22
なるほドリ:県の借金はどうして多いの? /鹿児島
毎日新聞 2月15日(火)15時55分配信

 ◇94〜02年度に急増 景気対策で公共事業
 なるほドリ 県の借金はどうしてこんなに多いの?
 記者 94〜02年度、年1000億円ペースで増えた。バブル崩壊後、景気対策のため借金で公共事業したんだ。
 Q 額が大きすぎて実感がわかない。
 A 県の年間歳入の2倍超。でもこの歳入も7割超は国のお金。
 Q 国のお金?
 A 最大は地方交付税交付金で11年度当初の実質額は県歳入の42%にあたる3297億円だよ。東京のように企業や人口も多い自治体と比べて鹿児島のような県では税収が少ないから、偏りを調整するための“仕送り”。
 Q 国も財政が厳しいんじゃない?
 A そう。財源が足りず国は01年度から「臨時財政対策債」(臨財債)制度を始めた。足りない分を県に借金させて穴埋めさせる制度で、その借金は後から国が全額を交付金に上乗せして返す約束なんだ。
 Q 県債残高に含まれるの?
 A その通り。似た制度の減収補填(ほてん)債も含め11年度当初で3374億円ある。だから県独自の借金は差し引きで1兆3112億円。
 Q 県は財政再建に努めてるよね。
 A 県独自分だと伊藤知事の就任年(04年度)比で1932億円減った。人件費、公共事業などを削減したから。ただこの間、臨財債などの分が2239億円増えたから、県債残高は差し引き307億円増えた。
 Q 県分は減ったんだ。でも国は?
 A 国の借金は年々増え、11年度末見込みで997兆円にも上り、国の予算規模の10倍超。臨財債分は後から交付税に上乗せすると言っても、その保証があるか心配だね。国でも県でも借金は結局、子や孫が背負うことになるから、県分が減ったと喜んではいられないよ。
鹿児島県の借金は増えているんですね?
すいません、ここは鹿児島市でした。

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