facebook twitter hatena line google mixi email
★お気に入り追加


  • 643
  •  
  • 2010/12/26(日) 12:19:43
クリスマスイブの24日深夜に起きた福岡県太宰府市の衝突事故。真冬の池の中で警察や消防などが懸命の救出活動を行ったが、助かったのは男児を含む4人だけ。福岡でのイルミネーション見物の予定が暗転、6人が死亡する惨事となった。
 事故現場は、緩やかな下り坂が続く片側2車線の県道交差点付近。歩道脇の2、3メートル下に池が広がる。高さ1メートルほどの金属製の柵が、約10メートルにわたってなぎ倒されていた。
 池の横に住む古賀優子さん(50)は、午後11時半すぎ、「ドーン」と雷が落ちたような大きな音を聞いた。「助けて」という声がしたため、夫の博樹さん(55)とともに外に出た。
 博樹さんによると、4人が水面に浮かんで助けを求めており、ワゴン車の2人は自力で、もう1人は住民らが垂らしたロープで岸に上がったが、「もう1人は途中で力尽きて沈んでいった」という。
 優子さんは、毛布を自宅に取りに戻り、女性に掛けた。母親らしき女性は子どもの名前を叫び、「まだ6カ月なの。どうにかして」と泣き崩れていたという。
 事故発生から約2時間後に、レスキュー隊によって引き揚げられたワゴン車は、前面の屋根やフロントガラスが大きく壊れ、衝撃の強さを物語っていた。
 現場近くのガソリンスタンドで給油中だった男性客は、破損した乗用車から、池の方に走って行く運転手の姿を見たが、その後見失ったという。男性は「もっとたくさん助けられたら」と残念そうに話した。

ここまで見た

★お気に入り追加

このページを共有する
facebook twitter hatena line google mixi email
おすすめワード