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  • 2016/01/12(火) 14:44:51
此の連休は成人式が行われ、街に新成人の姿が多く見られた。
夕べは拉麺を食べに出掛けたのであるが、此処も新成人で満席であった。
私は若者達のお目出度い席にあやかろうと、興味津々で彼らの会話に
耳を傾けておった。然し、聞こえて来たのは此の様な内容である。

<給与幾ら?><13万、そっちは?><日給6千円><生活できんやろ>

私は戦慄した。ドヤ街の寄せ場に集う日雇い労働者の会話かと思った。
此れ即ち、淡々とやり取りされる彼らの貧困な経済事情に
背筋が寒くなったのである。何が好景気か。何がアベノミクスか。

然し、彼らは其れでも日々を生きて行かなければならない。
常日頃、己の不満ばかりを考えていた私が急に情けなくなった。
ビールの味が厭に苦い。まさしく不況前夜であろう。

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