高槻を愛するもの集まれー279 [machi](★0)
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- 2016/08/21(日) 14:04:43
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1973年と言えば大阪はバリバリ“革新”の黒田了一府政。左寄りがさらに強まったと思し
き頃にMMの一大ブームがあったとか。
MMとは当時の田宮模型(現タミヤ)が出していたミリタリー・ミニチュアのこと、主に第二
次大戦中に活躍した戦車等の1/35もしくは1/25のスケールモデル、プラモデルのことだ。
静岡の模型会社4社(当初)が共同で出していたウォーターラインシリーズと呼ばれる戦闘
艦艇/航空母艦等を喫水線まででモデル化したプラモデルもそこに力を添え…。
当時は、かの西武高槻のおもちゃ売り場にさえ結構なスペースを割いており、意外と早く
から欠番というのか廃番というか、そういう軍用車両のモデルの在庫が偶然あったそうで、
当時、小学生の垂涎の的だったらしい。
センター街内にあったABCスポーツ/模型に子供たちが殺到していたのもこの時期。
このような様相に当時の左寄りの教師たちはさぞ眉をしかめていたろうとは想像に容易い。
以降、黒田府政末期78年版の宇宙戦艦ヤマトの劇場版は「特攻を讃美している」と批判を
浴びたが、作品は大きなブームを呼んだ。(この翌年に機動戦士ガンダムが世に出る)
何というかバランス?左が出たら右も出る。戦車や戦艦のプラモデルに興じた子ども達が
右寄りの思想を持ったという事実はなく、むしろ戦争の現実を深く知ることの助けになっ
たというのは、大人たちの思惑をよそに、ちょっと皮肉めいてもいて興味深い。
この時代を実際に体感してみたかったものだ。
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