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- 2010/12/25(土) 17:10:41
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多摩川衛生組合:有害ごみ焼却 幹部2人を懲戒 黙認職員も訓告 /東京
毎日新聞 12月25日(土)11時1分配信
稲城、狛江、府中、国立の4市で構成する「多摩川衛生組合」が運営するご
み焼却施設「クリーンセンター多摩川」(稲城市)で有害ごみを不正処理して
いた問題で、同組合は24日、榎本佳則事務局長(55)を減給2カ月(10
分の1)、松木稔施設課長(58)を減給3カ月(10分の1)の懲戒処分と
した。また、委託業者による不正を黙認していた男性主任(53)と、主任の
直属の上司となる男性係長(43)が訓告処分となった。
クリーンセンター多摩川では昨年12月と今年2月、リサイクル処理費用を
削減しようと有害ごみを試験的に焼却した。これが発覚した後の9月1日にも
、委託業者の作業員が有害ごみを粗大ごみと一緒に処分しているのを組合職員
が発見。組合が調査した結果、6〜8月に有害ごみ5・51トンが焼却処分さ
れたことが判明した。
この日開かれた分限懲戒審査委員会では、懲戒処分となった幹部2人につい
て「環境への配慮や安全への意識が組織全体で欠けており、管理・監督者とし
て責任がある」と指摘された。管理者の矢野裕・狛江市長は「このような不祥
事を二度と起こさないよう再発防止策を着実に実施していく」とコメントした。【松本惇】
〔都内版〕
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