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  • 2010/01/22(金) 04:13:08
戦前の状況の経験や知識のある人は、気づくに違いない。戦前の自警団・隣組に似ている、
と。かつての市民は、異議を唱える自立心と勇気をもたなかった。それゆえ、関東大震災
において他民族への殺戮が行なわれたし、鉱山労働の逃亡者へ鎌で
追うようなこともした。今の防犯活動の状況は、まさしくこれを彷彿とさせるものである。

全体状況を見回してみれば、いくら防犯といっても、これはやりすぎだ、ということに尽
きる。防犯パトロールはなかば小権力化しており、「お上」の威光をかさに来て振る舞って
いるようにみえるし、このボランティア活動に、ある特定の政治的団体が関与して容易に
入り込み、権力化するという流れも疑われている。

宮城で問題となったように、もし情報非公開とされている報償費がこれらの防犯パトロール
に使われているとしたら、それは経済的にもバックアップされることであり、児童虐待通知
義務法も検討される昨今、市民は否が応にも「密告社会」に巻き込まれることになる。

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