つくば・土浦周辺スレッドPart343 [machi](★0)
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- 2012/02/03(金) 12:35:49
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2012年2月3日(金)
ヨーカドー土浦店撤退へ 市庁舎移転に影響必至
【写真説明】撤退が伝えられたイトーヨーカドー土浦店が入る「ウララ」=土浦市大和町
イトーヨーカ堂(東京)がイトーヨーカドー土浦店(土浦市大和町)を閉店し、撤退する意向を市に伝えたことが2日分かった。関係者によると、閉店は来年2月末ごろになる見込み。同店は土浦駅前地区市街地再開発事業で建設された再開発ビル「URALA(ウララ)」の核店舗。市は今後、同社が所有する床の買い取りを検討する。市は現在、中心市街地への市庁舎移転を審議しており、影響は必至だ。
イトーヨーカ堂関係者が同日、土浦市役所を訪れ、中川清市長に伝えた。
同店は同社が「ウララ」の保留床を約68億円で取得し、1997年10月に開店。県県南生涯学習センターが入る「ウララ」の4階から地下1階を占め、売り場面積は約1万5千平方メートル。商都復活、土浦駅前活性化への起爆剤として期待され、売り上げは98年度が約89億3千万円、99年度が約89億2千万円と滑り出しは好調だったが、モータリゼーションの進展や大型店の郊外進出、消費者ニーズの多様化などで近年は業績が低迷していた。
「ウララ」には同店のほか、28の専門店が営業しており、核店舗撤退の波紋が広がりそうだ。
市は市庁舎建設審議会で、同市下高津1丁目の現在の庁舎移転候補地を、中央1丁目地区(京成百貨店跡地など)、「ウララ」に近接する土浦駅前北地区(大和町・有明町)、川口2丁目用地(京成ホテル跡地)の3カ所に絞り込んで審議。本年度中に決定する方針だが、同審議会の一部委員や市議から、イトーヨーカドー土浦店を候補地に加え検討すべきという声が上がっていた。
同店が営業中であることを踏まえ、候補地には挙げられていなかったものの、撤退による中心市街地空洞化加速に歯止めをかけたい市は今後、床の買い取りを前向きに検討するとみられる。価格や専門店の問題など課題は多いが、「ウララ」が市庁舎移転候補地に加わる可能性も出てきた。
セブン&アイ・ホールディングス広報センターは「今回はまず、こちらの意向を伝えさせていただいた。開店から15年目に入り、当時と環境が大きく変わる中で、周辺のマーケットに対応できなくなっている面があった。閉店時期については、地元の意向をお聞きしながら詰めていきたい」などと話している。
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