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  • 2010/03/29(月) 17:20:29
>>203

(続き)
 埼玉県川口市も同様の問題に悩まされている。児童手当給付の窓口になっている福祉
部子育て支援課にも、子ども手当ての受給を求める多くの中国人が訪れている。
 「ここ1カ月で目立つのは児童手当の“駆け込み”申請。友人と来たり、兄弟と来た
り。それこそ芋づる式です」
 なかには「いつから(金額が)増えるんですか」と露骨に聞いてくる者もおり、職員
をあきれさせたという。

 一方、各自治体の担当者が頭を悩ませるもうひとつの問題が「不正受給」。現在の
児童手当法では、子どもの出生証明と子どもの監護、つまり実際に子どもを自らの収入
で養っているという証明が必要だ。だが、この証明方法が実にいい加減なのだ。

 「海外に子どもがいるなら、現地の銀行の発行した送金通知書などが証明書代わりと
なります。ただ、書式が決まっていないので、いくらでも偽造が可能。手渡しで受給す
る場合はもっとザルで、『国に帰る友人に書類を預けた』と言って、友人のパスポート
の出入国記録を見せても、通ってしまう。本当に子どものために使われているのかなん
て調べようがありません」(川口市職員)


 川口市も荒川区と同じく、外国人の居住者が多い。とりわけ中国人の居住者の伸びが
著しいが、児童手当受給者の数も外国人の中では中国人が飛び抜けているという。
 「住民登録したその日に申請してくる人もいます。外国人居住者の中には児童手当の
存在自体を知らない人が結構いる。なのに、中国の人はほとんどが知っている。一体ど
こから情報を仕入れてくるのか…」

 そこで、「新興宗教の勧誘者までもが、布教のために中国語を勉強している」(地元
住民)というほどに中国人が急増している同市内の団地を訪れてみた。
 団地内にいた30代の中国人女性3人に聞くと、いずれも「児童手当の受給を受けて
いる」と答えた。吉林省出身で5年前に来日した主婦(32)は「来日してすぐに友だ
ちが教えてくれた。コミュニティー内では児童手当受給は“必須項目” です。川口市
で外国人登録してすぐに申請しました」と語った。



川口オタワ

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