JR・京急川崎駅周辺 PART158★ [machi](★0)
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川崎駅東口のさいか屋跡地再開発 川崎市、規模拡大へ勉強会
2016/12/8 7:00[有料会員限定]
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JR川崎駅東口の旧さいか屋川崎店の跡地利用について川崎市が周辺を含めた大規模再開発の検討を始めた。市と地権者が勉強会を立ち上げた。実現すれば、規模はさいか屋単独の2倍以上となり、敷地面積は8500平方メートル、施設の延べ床面積は最大で約10万平方メートルになる見通しで、商業振興の起爆剤として大がかりな再開発に発展する可能性がでてきた。
勉強会は川崎市を中核メンバーとして、旧さいか屋川崎店の跡地を所有する不動産投資会社のMM投資組合(東京・千代田)の委託を受けた資産運用会社、エス・オー・ダブリュー(同・同)と、同店と隣接する再開発対象地域の土地を所有するシネコン経営のチッタエンタテイメント(川崎市)などが参加した。
MM投資組合は現在実施中の旧さいか屋川崎店の解体工事を来夏までに終え、当面の施設として、跡地に地上2、3階建て程度の低層階の商業施設と駐車場を建設する考え。開業は2018年春以降の見通しだ。勉強会ではその後、大規模に建て直し、周辺に規模を広げる再開発の可能性を探る。
チッタエンタテイメントは再開発の対象地域となる4300平方メートルの自社用地で現在、物販や飲食、フットサル場、テニスコートなどからなる複合商業施設「ラ・チッタデッラ」を運営し、一部を賃貸している。勉強会では大規模施設ができるさいか屋跡地と一体になる可能性を検討する。地元経済界では再開発地域に隣接して、同じラ・チッタデッラのシネコンやライブハウスがあることから、さらなる規模拡大を期待する声も上がっている。
さいか屋川崎店は1956年開業。工場群がひしめくJR川崎駅周辺で市内外から買い物客を集めたが、西口にショッピングセンター、ラゾーナ川崎プラザが06年に開業してから売り上げが低迷し、15年5月に閉店した。川崎市は同市唯一の百貨店で商業のシンボルだった同店の閉店を重く受けとめ、その後、同店を含む約6.4ヘクタールの東口繁華街で、駅前にふさわしい活力と魅力にあふれた街づくりをめざす都市計画を決定した。勉強会では再開発を主導する立場から、参加する地権者の意見や要望の調整役を果たす。
今回、再開発の対象になる地域は都市計画地区の一部だが、商業シンボルの跡地を含む最重要地域で、再開発の成否が計画全体を左右するとみられている。
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