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  • 2013/12/01(日) 11:22:52
変わる横浜、変わらない横浜

 10年ぶりに“第2の故郷”に戻ってきた。10月に横浜総局に着任し、
新人時代にかけずり回った神奈川県内の取材や街歩きを楽しんでいる。
 以前住んでいたマンションに近い商店街を再訪した。昔ながらのお店が軒を連ね、よく行ったお総菜屋さんは
コロッケ60円、ハムカツ60円と価格を据え置いていた。「油も小麦もお総菜を入れる容器も
値上がりしているから(据え置きは)正直厳しい。でももうちょっと頑張るわよ」
とさつまいも天をサービスしてくれるおかみさんの気遣いまで変わらない。
 飲み屋街で有名な野毛のアットホームで混沌(こんとん)とした雰囲気も健在だ。世代交代が進んだのか、
若者の姿が増えた印象だが、お酒数杯を引っかけては次のお店へ転戦する常連さんの
「お帰り」「行ってらっしゃい」の掛け合いが心地よい。
 ただ、野毛と桜木町駅を挟んで反対側に位置するみなとみらい(MM)21地区の変貌ぶりには驚くばかりだ。
野原は高層マンションに生まれ変わり、商業施設が林立している。今や、完全に近未来的都市の様相を呈している。
 常にどこかで工事が行われていて、完成形が見えないために「神奈川のサグラダ・ファミリア」とも
揶揄(やゆ)される横浜駅の改修工事は10年経ってもまだ続いていた。10年前、工事中で薄暗かった
連絡通路はきれいに整備されていたが、代わりに横浜駅西口の駅前ビルで新たな改装工事が始まっていた。
「日々多くの人が行き交う横浜駅で、人の流れを止めずに工事を行うのは至難の業」(担当者)である
ことから、駅ビルの完成は今から9年後の平成34年ごろまで待たなければならないという。
 神奈川の「過去」にも目を向けながら「現在」を取材し、「未来」に思いをはせる。そんな取材を日々心がけたい。
http://sankei.jp.msn.com/region/news/131129/kng13112907010000-n1.htm

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