☆★ 幻の不入斗橋×周辺 11 ★☆ [machi](★0)
-
- 387
- 2014/03/16(日) 21:54:43
-
刑務所と囚人
昔は豊川稲荷さんのすぐ下まで海だった。その三笠通りを埋めたり、鎮守府の裏山を開いたりするのに、今の平坂の釜屋さんの裏にあった刑務所から、囚人が編笠かぶって赤い服を着て二人ずつ二分金と言ってコンクリをつなぐ鎖でゆわかれて、前後に監視がついて連れて行かれた。工事をして夕方になるとまた、つながれて帰ってくるのをよく見かけた。刑の重い人と軽い人と二人ずつつなぐそうだ。明治三十六年頃のこと。
出典:
三浦郡豊島町をもっとよく知る会
『横須賀の地域史 みち
「豊島町」明治から昭和の記録』(1996年)
聞き書き
明治・大正のころの話
(昭和56・12・7)
p.142 より引用
このページを共有する
おすすめワード