百里の都、茨城県小美玉(おみたま)市 3機目 [machi] | レス286-336

286

小美玉立小川南中学校（１９９３年卒）同窓会

2010/01/16(土) 15:34:49

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/ibaraki/news/20100115-OYT8T00556.htm
女性裁判員積極的に質問県内２例目
更生の意志ただす
　県内２例目となる裁判員裁判で、小美玉市のコンビニ店
駐車場で発砲事件を起こしたとして、銃刀法違反（発射、所持）に
問われた石岡市旭台、元暴力団組幹部岡部美佐夫被告（３２）の
初公判が１４日、水戸地裁（鈴嶋晋一裁判長）であった。
更生の意志の強さなどを見極めようと、３人の女性裁判員が
被告や証人に対し、積極的に質問した。犯行に使われた拳銃を
実際に手に取る場面もあり、驚きの表情を浮かべる裁判員もいた。

　岡部被告は起訴事実を認めたため、争点は量刑に絞られた。
検察側は「一般市民を銃器の危険にさらした」と懲役７年を求刑、
弁護人は寛大な判決を求めて結審した。
１５日午前からの評議を経て、同日午後に判決が言い渡される。

　裁判官の両側に並んだ裁判員６人は男女３人ずつ。
岡部被告に質問したのはすべて女性だった。証人尋問では、
岡部被告の指導監督を誓った土木建設業の親類男性に対し、
女性裁判員が挙手をし、「酒を飲むと、被告はどんな様子に
なりますか」「酒癖が悪いと感じるのはどんなときですか」
などと飲酒と犯行の関連を質問した。これに対し、親類男性が
「酒に飲まれ、言葉が荒くなる」などと答えると、
「ありがとうございました」と応じ、手元でメモを取った。

　被告人質問では、弁護人らの問いに「内妻と、産まれたばかり
の子供のために今度はまじめになる」と繰り返す岡部被告に対し、
３人の女性裁判員が質問した。女性裁判員は
「内妻と知り合ったのはいつか」「ケンカをしたことはあるか」、
別の女性裁判員は「別の女性との間の子供のことを思い、
お祭りに連れて行ったりしたことはあるか」などと質問し、
更生につながる家族への思いの強さをただした。

　さらに、３人目の女性裁判員は「前回事件を起こしたときに
暴力団の脱会届を出したが、出所後にまた組に戻っている。
今回も脱会届を出しているが、今後、もし職に就けなかった場合、
また組に戻ることにはならないか」と鋭い問いを投げかけると、
岡部被告は「今回は待っていてくれる子供もいる」と答えた。

　裁判では、現場となったコンビニ駐車場で事件を目撃した
高校生の供述調書を読み上げる際、検察官が一緒に目撃した
高校生の友人の名前を実名で読み上げる場面があり、
匿名性の確保に課題を残した。水戸地検は「供述調書は全文を
読み上げるのが原則。被告が暴力団関係者で、危害を加えられ
る恐れがある場合、名前を伏せることもあるが、今回は被告本人
と面識がなく、名前を読み上げて特定されることはないと判断
した」としている。

　■事件の概要　冒頭陳述などによると、岡部被告は小美玉市内
であった祭りで一緒に酒を飲んでいた暴力団関係者と口論になり、
立腹。「人前で拳銃を撃って気分を晴らそう」と決め、
昨年７月２１日午前１時頃、小美玉市内のコンビニ駐車場で
拳銃を上空に向け、実弾を１発発射した。岡部被告は居合わせた
人に「余計なことを言うな」などと口止めしてその場を去り、
６日後に石岡署に拳銃を持って出頭した。

（2010年1月15日読売新聞）

百里の都、茨城県小美玉(おみたま)市 3機目 [machi](★0)