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  • 2019/04/07(日) 08:46:40
平成27年5月27日
川崎市長 福田 紀彦 様
川崎市議会議長 石田 康博 様
川崎商工会議所 会頭 山田 長満
一般社団法人川崎市観光協会 代表理事・会長 斎藤 文夫
川崎駅前商店街連合会 会長 馬場 義弘
川崎中央商店街連合会 会長 猪熊 俊夫
さいか屋川崎店閉店に伴う跡地の有効活用について(要望)
平素、川崎商工会議所並びに地元産業界の事業活動につきましては、格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます。
さて、昭和31年4月に開業して以来、地元密着型の総合百貨店として、地域住民に親しまれてきましたさいか
屋川崎店は、平成27年5月31日をもって閉店となります。さいか屋川崎店開業以来、川崎駅周辺の商業施設に
おいては、昭和33年に駅ビルかわさき(現・アトレ川崎)、昭和55年に川崎岡田屋モアーズ、昭和61年に川崎
アゼリア地下街、昭和63年に川崎ルフロン、平成15年に川崎ダイス、平成18年にラゾーナ川崎が開業する等
商業集積は進み、川崎駅東口の商業環境が大きく変わる中、川崎駅前唯一の総合百貨店として歩んできました。
また、さいか屋川崎店は、立地環境にも恵まれ、銀柳街商店街や仲見世通り商店街など、個性あふれる商店街の
集積地である川崎駅周辺の回遊性向上にも寄与され、駅前商業の発展に多大な貢献をしてきたことは言うまでもあ
りません。
しかしながら、半世紀以上の営業に幕を閉じ、この度閉店の運びとなったことは、地域経済にとって、また地域
住民にとっても、大きな損失となることは間違いありません。
現在、JR川崎駅北口自由通路整備が進められております。これにより、川崎駅北口が誕生し、西口への移動が
容易になり人の流れが大きく変わります。対して川崎駅東口、特に日航ホテルやルフロン側南口については、さい
か屋の賑わいがなくなれば、回遊性の確保に支障をきたすことにもなりかねません。
さいか屋のある土地(以下当該用地)は、JR川崎駅に面しまさに将来に亘り川崎市の表玄関ともいえる立地を
有しております。当該用地を含む川崎駅周辺地区は、都市の国際化競争力の強化の観点から、特に重要な地域とし
て都市再生特別措置法に基づいて都市再生の拠点となるべく「都市再生緊急整備地域」の指定を国より受けており
ます。よって、当該用地の土地利用及び建築用途においては、単に一施設の利用にとどまらず、川崎駅東口の都市
機能及び都市景観の形成に資するものであることが望まれます。その観点からも、今後当該用地の土地利用及び建
築利用においては、川崎駅周辺地区にふさわしい機能と施設(シティホテル、コンベンション、文化集客施設、複
合商業施設など)となるように十分なご指導及び積極的な誘導策を講じられるように要望するものであります。
なお、川崎駅東口再生に向けて、川崎商工会議所川崎駅周辺再開発特別委員会では、別紙のとおり試案ではござ
いますが、「川崎駅東口周辺地区再生に向けて」として、東口地区全体の今後の目標、拠点整備の誘導方向などをま
とめてみました。川崎駅東口につきましては、そのポテンシャルや既存資源など特性を活かして活力と魅力が溢れ
るまちづくりが求められる中、さいか屋跡地は、南口周辺地区の要となる地区でありますので、東口全体のまちづ
くりという観点からも有効な活用策を誘導していただきたいと存じます。
つきましては、貴台におかれましては斯かる状況をご斟酌いただき、さいか屋川崎店跡地の有効活用に向けて特段
のご配慮を賜りたく、地元産業界の総意として、ここに要望するものであります。
以 上

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