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  • 2016/01/10(日) 12:42:11.98
NO4015 『厳しさを増してきたシリア難民への対応』 [2016年01月10日(Sun)]
http://blog.canpan.info/jig/archive/5715

シリア難民に対する対応が、ヨーロッパ諸国でも、トルコでもヨルダンでも、レバノンでも
厳しくなってきているようだ。

ヨーロッパではシリア難民を含む、難民たちが新年に騒ぎ、アルコールを飲んで大暴れし
160人以上のヨーロッパの女性が暴力を受けたり、レイプされるという事件が起こっている。

当然のことながら、この事件へのリアクションは、各地で起こっているが、ベルギーやドイツ
では特に激しいものになっている。ドイツではメルケル首相の難民に対する、人道意的な
対応に、非難の声が上がってきている。

ドイツには毎日、3200人もの難民が押し寄せており、既に110万人を超えていると報告されて
いるのだから、ある意味では当然のクレームであろう。

トルコでは空路、イスタンブール空港などに入って来る、シリアからの難民に対して、ビザの
取得を義務付けるようになった。この結果、難民たちはシリア国内か、他の国でトルコの
ビザを、取得しなければならないのだが、それは至難の業であろうが、これはある種の受け
入れに対する、締め付け策であろう。

レバノンではシリアから出国し、ベイルート空港からトルコに向かう、シリアの難民が数百人も
出国できなかった。それはトルコ政府とレバノン政府が、シリア難民の移動を阻止することに、
合意したからであろう。

もちろん、旅客機が強引にトルコまで、シリア難民の乗客を運んだとしても、トルコの空港で
入国を阻止され、送り返されるだけのことだ。

アメリカはトルコに対して、もっと厳しい対応を、IS(ISIL)に対して取れ、とも言っている。確かに
その効果があり、トルコは3000人を超える、IS(ISIL)戦闘員の同国への入国と、通過を阻止
してもいる。

しかし、不思議なことに、最近、レバノンからIS(ISIL)の戦闘員や家族が、トルコにバスで移動し、
入国できている。これは一体どういうことなのか。トルコはIS(ISIL)に対する、厳しい対応を
執っているとは言いながら、実際には便宜を供与しているのではないのか。 

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