シリア情勢 Part.13 [sc](★0)
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- 2016/02/14(日) 01:20:39.01
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NO4050 『シリア・アサド大統領全土を奪還すると語る』 [2016年02月13日(Sat)]
http://blog.canpan.info/jig/archive/5750
去る金曜日(2月12日)、シリアのアサド大統領が、AFPとのインタビューに答えるなかで、彼は今後の
シリア問題への対応を、明らかにしている。その彼の発言によれば、アサド大統領はIS(ISIL)を始めと
するテロリストから、シリア全土を解放するつもりだ、ということのようだ。アサド大統領の説明によれば、
何事もなければ問題の解決には、しかるべき時間が必要だというこ
とだが、もし、テロリストへのサプライ・ラインをカットすることができれば、1年以内に問題を解決する
ことが、出来るということだ。
そのテロリスト(ISIL)へのサプライ・ラインとは、トルコやヨルダン、イラクからの支援物資と戦闘員だ。
これらの国々から武器弾薬や医療品、資金戦闘員が送られてくるのでは、IS(ISIL)を押さえ込むことは、
困難だということだ。
アサド大統領は困難はあるものの、シリア領土を敵側に妥協するつもりは、全く無いということだ。
彼はシリアの内戦は、外国がスポンサーになって、始められたものだった。
シリア政府は2011年の内戦開始当初から、話し合いによる問題の解決を考えてきたが、反政府側は
平和的な話し合いによる、問題の解決を受け入れなかった。結果的には47万人のシリア国民が
犠牲になった。
現在では、対話だけでは問題を解決することは出来ず、戦闘と対話が同時に行われなければならない、
とアサド大統領は考えている。
反政府側はロシアの空爆が止まらない限り、和平交渉には参加しない、と言っているが、それは
受け入れられない。我々は当面、トルコからアレッポへのサプライ・ラインを、カットしなければならない。
このサプライ・ラインが非常に重要なのだ。
アサド大統領の語るところによれば、アレッポの周辺地域は、シリア軍がほぼ制圧しているということだ。
アサド大統領がこの時期に、シリア全土の解放を語ったのは、2月25日にジュネーブで開催予定の、
シリア和平会議に向けたものであろう。会議に先立って、シリア政府は強い立場を示しておき、
そこから交渉を始める、ということであろう。
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