シリア情勢 Part.13 [sc](★0)
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- 2015/11/15(日) 19:02:20.10
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NO3960 『シリア・アサド大統領の話も聞く必要がある』 [2015年11月15日(Sun)]
http://blog.canpan.info/jig/archive/5659
シリアのアサド大統領はいま、トルコやアメリカの厳しい追い込みにあって、苦しんでいる。
彼のシリアにおける大統領の地位は、明日は判らないという状態にあるのだ。
その彼が、今回のパリテロ事件に関して発言しているが、それなりの意味がある発言だ。
彼はIS(SISL)が拡大していったのに、フランスは貢献していた、というのだ。
アサド大統領はフランスが、数日前に起こった、レバノンのベイルートでのテロにも、シリアで
過去5年間続いた内戦にも、関連していると語った。ベイルートではISが、ツイン・タワーで
行ったテロで、44人を殺害している。
アサド大統領は3年前から、ヨーロッパに危険が及ぶことを、警告してきたが、ヨーロッパ諸国
政府は彼の発言を、無視してきたと語った。
アサド大統領はフランス国民が、いまこそホーランドとフランス政府の、テロに対する対応が
正しかったかを、考えるべきだ言い、もちろん、答えはノーだと語っている。
また、『フランスはシリアの反体制派を支援してきていたが、最近ではIS(ISIL)に対して空爆を
行っている。』と語った。
つまり、アサド大統領に言わせれば、西側諸国はシリアのアサド体制を打倒するために、
反政府のテロリストを支援してきたが、途中でそのテロリストを敵視するようになり、空爆を
行うようになった。その結果、IS(ISIL)はフランスと国民を、明確な敵として捉えるようになり、
今回のテロ事件が起こった、ということを訴えたのであろう。
今回のテロ事件は実に悲惨なものであり、フランス国民に心から同情するが、アサド大統領が
指摘するように、フランスやアメリカは、IS(ISIL)をこれまで直接間接支援してきていたわけであり、
ここに来て、都合が悪くなったからといって、IS(ISIL)を攻撃し始めたのだ。
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