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  • 2016/04/08(金) 07:51:22.88
NO4081『カタール・アルジャズイーラが大量首切り』 [2016年03月29日(Tue)]
http://blog.canpan.info/jig/archive/5787

ガスで金満長者になった国カタールが、世界中に情報を拡散して、一躍有名になったのは、
やはりアラブの春革命がきっかけであった、と思われる。勿論、その前にはイラク戦争や、
その他のアラブのニュースを伝えていたが、それほどの盛り上がりと、政治的な影響力は
無かったのではないか。

アルジャズイーラはカタール政府の放送局であり、カタール政府の意向を十分に汲んで、
運営されている。つまり、アメリカの中東戦略と、一体の放送局なのだ。従って、一部の
ニュースは信じがたいものであったし、アラブの春革命のなかでは、反体制派に必要以上に
コミットしていた。

たとえば笑い話のような話だが、アルジャズイーラ放送が『今リビア政府軍は民間人に対して、
実弾を発射し始めました!!』という現場からの報告があったが、実は催涙弾を撃っている
だけだった、という笑い話のような話がある。

しかし、こうした報道は事実をゆがめて世界に伝え、反体制でもない政治的に無関心な人
たちも、政治の渦の中に巻き込んでいったのだ。かつてアルジャズイーラはイラク軍の
クウエイト侵攻時に、幾つもの嘘を報じている。『原油でべとべとになった哀れな水鳥』
『赤ちゃんがイラク兵によって、床に投げつけられて殺された』という在米クウエイト大使の
娘のデマ証言、勿論この娘は戦争難民、ということにされていた。

アルジャズイーラの意図的な偏向報道は、アラブ各国政府と大衆の間に、不快感を抱かせ、
支持を減らしていった。エジプト政府はアルジャズーラのスタッフを逮捕し、裁判にかけている。

アルジャズイーラがそうした状況下で、新たなマーケットをアメリカ本土に開くことを決定し、
アメリカ・アルジャズイーラが開局された。しかし、あまりぱっとしないのであろう、同局は
閉鎖の方向にある。当然のことだ。アメリカには無数のテレビ局があり、そこで頭目を表して
いくのは、容易ではないからだ。

最近の石油ガス値下がりのなかで、さすがのガス金満国家カタールも、厳しい財政状況に
陥ってきているようだ。そこでやり玉に挙げられたのが、アルジャズイーラだった。

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