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  • 2016/02/01(月) 23:32:48.29
NO4038『サウジアラビアの緊張度高まる』 [2016年02月01日(Mon)]
http://blog.canpan.info/jig/archive/5738

サウジアラビア国内の治安が悪化し、緊張度が高まっているようだ。さる金曜日には、
アハサー市のイマーム・レザ・モスクに対するテロがあり、4人が死亡し、18人が負傷
している。

このテロはアブドルラハマーン・トエイジリという名の、22歳の青年によって実行された。
彼は以前、受刑者釈放を求める集会に、参加したことのある、言ってみればお尋ね者の
リストに、載っている人物だった。

サウジアラビア政府は、国内で増加するテロに対応するために、テロリストに関する
情報提供者に対して、報奨金を出すことを発表した。テロリストの逮捕に協力した者に
対しては、700万サウジ・リヤル(186万ドル)を提供するとし、テロリストの潜伏先に
関する、情報を提供した者に対しては、100万サウジ・リヤル(266000ドル)を褒賞
として与えると発表している。

こうした巨額の報奨金を、テロ関連情報提供者に与えるということは、それだけサウジ
アラビア国内のテロの危険度が、高まっているということであろう。最近起こった事件の
なかには、現金輸送車が襲撃される、という事件も起こっている。この場合は、犯人の
顔写真が公表された。シーア派の多いアルカテイーフのサイハト市で事件は起きている。

過去一週間の間に、サウジアラビアでは、テロリストおよび容疑者が、30人以上も逮捕
されているということで、そのなかにはアメリカ国籍の人物も、含まれていると伝えられて
いる。

ただ、これまで逮捕されたテロリストと、容疑者たちのなかで、誰がIS(ISIL)と関係が
あるのかについては、明らかにされていない。もし、そのことを明らかにすれば、
IS(ISIL)に参加する反体制側の人物が、増える危険性があるからかもしれない。

シリアのIS(ISIL)が首都だ、と語ってきたラッカ市からは、既に、ロシア軍の空爆で、
多くのIS(ISIL)幹部と家族が逃げ出しているし、戦闘員もしかりだ。そしてラッカ市から
逃れた者たちは、リビアやアフガニスタンに向かったが、イラクのモ−スルに逃れた者
もいる。

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