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  • 2016/01/12(火) 02:38:36.00
>>599
サウド家のたくましい反骨精神とプラグマティズムを理解した方がいい。
以下を読まれたし。


メムリ MEMRI(The Middle East Media Research Institute)
王制がアラブ社会の体質に合っている
http://memri.jp/bin/articles.cgi?ID=SP606115

ドルーズ族知識人サルマン・マサルハ博士(library.osu.edu) 2015年3月1日付Metransparent.com

アラブ社会の部族的性格は、昔から社会のなかに深くしみこんでおり、そのルーツは前イスラム期にさかのぼる。
サウジの新国王サルマン(Salman bin `Abd Al-`Aziz)の言葉はこの間の事情を物語る。
レバノン紙Al-Safir編集長サルマン(Talal Salman)の書いた記事によると、40年程前当時王族のひとりであったサルマンに会った時、
「本人は状況を至極簡明に総括して私に言った。?我々はこの地の息子である。我々は、外部から来た使者ではないし占領者でもない。
我々はエジプトを150年間支配したムハンマド・アリ(パシャ)一族のような、アルバニア人ではない※2。
我々は砂と棕櫚の民、太陽と月の民である?と。彼はしばらく沈黙していたが、微笑みをたたえながら、
?我々の先祖のひとりは嘘つきのムサイリマ※3、とつけ加えるだけで充分だろう?と述べた」(2015年1月26日付Al-Safir)。

換言すれば、遠い昔から絶えることなく連綿として続いてきた部族のルーツが、本物のアラブのルーツである。
単なるイスラムのルーツではない。(この部族のルーツは)、鋭敏な国王が卆直に指摘したように、良きにせよ悪しきにせよ嘘つきムサイリマ 自身にもつながっている。
国王の発言は、(この)ルーツの深さを物語る。

※2 ムハンマド・アリ・パシャ(1769-1849)は、近代エジプトの建設者とみなされているが、アルバニア出身のムスリムで、トルコ軍の将校として勤務していた。
   1805年、ナポレオン軍の進攻を阻止した後、エジプト総督に任命された。
※3 ムサイリマ(Musaylimah bin Habib Al-Hanafi)は、預言者を自称したため偽ムハンマドとみなされ、嘘つきムサイリマの仇名をつけられた。

ここまで見た

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