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  • 2015/11/16(月) 14:30:26.38
NO3961 『サウジアラビア外相アサド打倒までタクフィール支援』 [2015年11月16日(Mon)]
http://blog.canpan.info/jig/archive/5660

オーストリアのウイーン市で、シリア問題をめぐる会議が開催された。この会議には17か国が参加し、
国連代表やEU,アラブ連盟からも参加があった。

会議の最終段階では、今後のシリア問題をめぐる、カレンダー(予定表)が作られ、今後6か月の間には
移行政府を設立し、18か月以内に選挙を行う、というものだ。

しかし、大統領選挙にはアサド大統領以外は、立候補しないのではないか、というのが関係者の、共通
した予測であった。このため、反アサド側の各国代表は、何とかアサド大統領を、引きずり下したいと
考えている。

そうしたなか、サウジアラビアのジュベイリ外相は、アサド大統領が残る限り、サウジアラビア政府は
タクフィール・グループを、支援し続けると語った。タクフィール・グループとは、一定の組織だけを指す
のではなく、イスラム原理主義各組織を含むのではないかと思われる。

もちろん、そのなかにはIS(ISIL)も含まれるものと思われるが、さすがにこの時期は、国際社会の反応を
気にすると、そう言い切れないのであろう。

サウジアラビア政府はあくまでも、アサド大統領を引きずりおろしたい、という考えであり、彼にはシリア
での政治的将来はない、とジュベイル外相は語っている。

EU代表は今回のカレンダーの作成に、成功したことを受け、歓迎の意を表している。これでシリア問題は
解決に向かう、というのがEU側の考えのようだ。

他方、ロシアとイランは、シリアの将来を決めるのはあくまでも、シリア国民であって、他国ではないと
主張している。

シリアの内戦が始まってから、すでに4年が経過しているが、その間に死亡したシリア人の数は、25万人
といわれており、何百万人というシリア人が、難民として周辺諸国と、ヨーロッパに逃れている。

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