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  • 2011/07/31(日) 10:38:50.46
(続き)友人からの中元だった
…待てよ、あいつは去年末に死んだはずだが…ま、お盆間近だから気にするほどの事もなかろう。

翌日も翌翌日も少女は来なかった。悪たれ餓鬼友は全快したが、俺はもう蝉やクワガタを捕る気にならなかった。
4日目に、この前の服装で少女がやって来た。にこりともしないで言った。「もう、遊べないの」
俺は身震いをしながら、最悪だろう次の言葉を待った。悪たれ餓鬼友はニタニタして訊いた。「転校か?」
少女が頷いた。同時に、大きな瞳から大粒の涙が零れ落ちた。
「お父さんの転勤で…明日お引越し。とっても遠いの。前から決まっていたけど、言えなくて・・・」
俺は高さを増し始めた空を仰いだ。
先日の行為が原因でなかった安堵と、もう逢えない寂しさで込上げる涙が、目から落ちないように。
「はい、あげる‥家に帰ってから開けて」そういって紙袋をひとつずつ渡し、後ろを向いて走り始めた。
「元気でな、手紙出せよ」悪たれ餓鬼友の言葉で立ち止まった少女は、振り向きもせず頷いてすぐに走り去った。
悪たれ餓鬼友はその場で袋を破った。中味は当時珍しかった菓子だけだった。
俺は夜になってから、俺の名が書かれた袋を開いた。友と同じ菓子と手紙が1通入っていた。

(最初に戻る)5の楽しみは、少女の手紙を読みながらあの可愛い顔と胸をを思い出す日課なのだ。
その際、俺の右手はいつも股間を握り締めていた。手紙の中身か? 機会があったら披露汁。
おわりです。

ここまで見た

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