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  • 2014/07/05(土) 22:58:36

ポケモー  Q,知的度、自分はグループ内で何番目だと思う?

ゆかにゃ    いちばん
かなとも     1番目です!!!
さゆべぇ     4番目
かりんちゃん  4番目 理想です。ビリにはなりたくないかなって。
うえむー     3番目
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  • 2015/09/17(木) 21:46:52
わかるわかる
それで何度かやってるうちに指が唇に当たってしまうんだわ
その時の気まずい感じが青春
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  • 2015/09/17(木) 22:02:41
脳内再生したら破壊力ヤバイな
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  • 2015/09/19(土) 07:10:42
https://imgur.com/6THx5uX.jpg



朝ごはんだよ♪
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  • 2015/09/19(土) 17:32:07
いただきます
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  • 2015/09/20(日) 09:19:31
2015/09/19 ラジオ日本「Hello!SATOYAMA&SATOUMI Club」ナビゲーター:宮崎由加
http://youtu.be/WSh0a2gSuBM

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  • 2015/09/21(月) 14:01:27
相変わらずいい声
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  • 2015/09/21(月) 18:01:20
とにかくかわいいゆかにゃ
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  • 2015/09/23(水) 01:52:17
かわいいから完走させたい!
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  • 2015/09/23(水) 18:09:37
あと40
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  • 2015/09/23(水) 23:15:42
そろそろスレが終わってしまうので一年ぶりに>>130の続きw
>>156のとき少し構想があったのだけど忘れてしまいました
ゆるめなものを短めでポツポツ投稿しますので無視して保守や
お話続けていただいて大丈夫です


『ゆかにゃ小説 〜GreenFields編〜 』

1.

「今度SATOYAMAっていうテレビに出ることになったんよ」
「へぇーすごいよ!絶対わたし観るぅ!」

由加はピアノレッスンの帰り道、同じレッスン仲間の田崎あさひ
という友達にとっておきの話を打ち明けた。
あさひちゃんは性格も良くてかわいくて同じ地方出身者という共通点も
あって話しやすい。でも、時々なんか複雑な心境になってしまうのは
わたしの心が狭いからなのかな……
「ねぇねぇ、どんな役で出るの?」
「えっと、役っていうか、なんか農作業をする番組らしくて……」
「はぁ……?」
ああ、こんな話しなければよかった。由加は急に恥ずかしくなって
そうだ、わたし今日は急ぐんだった、などと適当なことを言って
田崎にバイバイをして駆け出す。あーあ、駄目だなあ、わたし。
自分に自信がないからいつも困ってしまう。
あさひちゃんは凄く優しくていい子なんだけど、なんか眩しい。
その眩しさに耐えられなくなるときがたまにあって……
同じオーディションでピアノを披露した時から田崎は別格だと
由加は感じた。その演奏を聴いたとき、また落ちるのか、と
目の前が真っ暗になったことを覚えている。
予想通りオーディションで優勝したのは田崎あさひだった。
それでも自分も特別賞を貰うことが出来て念願だった芸能事務所に
入ることが出来た。それは凄く嬉しかったけれども、ライバルに
完敗したという事実は消えない。でも、悔しさではない。
自分から見たってあさひちゃんは自分よりかわいいし歌も上手いし
ピアノも上手。こんな凄い子と友達になれて同じピアノの先生に
レッスンを受けに通ってるだけで満足感がある。
でも、芸能界というところは学校とは違うんだ、ということも
なんとなくわかっていて、その事が薄い影のようにキラキラした
景色を覆っていつもうっすらと曇らせてしまう。
わたしにテレビのお仕事なんて出来るのかな……
また沸いてきた不安が困り顔を作る。
表情が暗い、と今日もピアノの先生に言われたっけ。
歌の先生にも毎回のように言われてる。
由加は無理してニッと笑ってみた。地下鉄のドアの窓に映った
その顔は、やっぱりどこか困っているように自分にも思えた。
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  • 2015/09/24(木) 16:55:54
期待
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  • 963
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  • 2015/09/24(木) 23:46:34
2.

「SATOYAMAムーヴメントの話聞いた?」
「う、うん」

親友の田崎といつものカフェのいつもの席に座るや否や、
彼女の方からその話を切り出してくれた。由加も言おうとは
思っていたのだが、この話は不安の方が大きくてまだ素直に
喜べるような状態ではなかったから、先に話題にしてくれた
あさひちゃんに心の中で感謝する。
「わたし、すごく楽しみ!由加ちゃんと大体同時期にCD出せる
らしいからホントに良かったーと思って!」
「う、うん。でも私は凄い先輩達と一緒だから……ほら、もう
今から緊張しちゃってて……いや、一人でデビューが良かった
とか、そういう意味じゃないんよ、そっちの方が怖いし……」
「あはは、由加ちゃんはいつも困ってるなー」
「もー。だって本当に聞いた時からドキドキしっぱなしなんだもん」
「わたしだってプレッシャーは感じたよ。でもね、このために
レッスンも頑張ってきたんだし、一緒に慣れない東京でさ、未来が
見えない昨日までの方がわたしは怖かったなあ……」
そうだったのか、と由加は目を丸くして田崎の顔を見る。
自信満々に見えてたあさひちゃんも不安だったんだ……
「元モーニング娘。の光井さんとBerryz工房の清水さんと一緒
なんだよね?うん、確かに私たちとはキャリアが違い過ぎるから
心配なのはしょうがないよー」
「あさひちゃんだって一人でソロデビューなんでしょ?お正月の
ハロコンで一人で歌うなんて、わたしにはとても無理無理」
そう言って顔の前で手をパタパタと振ってみせる由加の顔に
クシャッとした笑顔が浮かぶ。
あさひちゃんも「うん、凄く緊張するだろうなー」なんて言いながら
優等生顔の目を思いっきり細めて笑ってる。
ライバルだったのにすぐに親友になって、いつも一緒にいる二人の
上京してきた田舎っ子。プレッシャーを感じながらも、ステキな
知らせにはしゃいでる……そんな感じ。
由加はだんだんこれが私の求めてた夢に向かって頑張る青春!
……というストーリーの主人公になれてる気がしてきて、
なんだか無性に楽しくなってきた。
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  • 964
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  • 2015/09/24(木) 23:47:21
あさひちゃんがいてくれてよかったなあ……
自分は18歳であさひちゃんは16歳。でもいつもあさひちゃんの
方が年上の私を引っ張ってくれてる気がする。自分もしっかり
しなくちゃ、とは思うけどこんな関係性も悪くない。
メガネ姿で真面目でおとなしそうなのに、自分にはない度胸を
持っている頼もしい年下の親友を眺めてそう思う。
今日の眩しさはいつもと違う……
お互いのデビューが決まったからなのか、あさひちゃんの笑顔の
眩しさを見ても困ったりしない。自分も自然に笑えている。

ふと、スマイレージオーディションで一緒だった室田瑞希ちゃんを
思い出す。この間、事務所でバッタリ会ってびっくりしたのだった。
彼女はハロプロ研修生というところに入ってやはりデビューを
目指している。あの子はもっと年下だったけどオーディションの
時から気が強そうだった。自分は年上なのにどうも弱々しい。
いや、もう若くないから弱々しくなってしまうのかな。
でもあさひちゃんといい、瑞希ちゃんといい、あるいは今は何を
しているのかわからないのだけれども、強烈に印象に残っている
藤井梨央ちゃんという子もいた。
一緒のオーディションで出会った若い子たちの眩しさが、自分を
後押ししてくれている、そんな風に今日は思えたのだ。

自分こそが年齢のハンデをものともせず、何度もチャレンジを
繰り返してデビューを掴み取った「眩しさ」に満ちているとは、
この時の由加は知る由もない。
でもそれで良かったのだろう。ウサギとカメの童話の亀のような
謙虚さが花開くためには、眩しい太陽の光を受けて照らされる、
「月の輝き」を磨いている最中だったのだから……
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  • 2015/09/25(金) 17:04:38
くそかわええ
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  • 966
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  • 2015/09/26(土) 17:29:39
3.

「昨日の観たよん」
「あー恥ずかしいー、ひどかったでしょ?」

そんなことないよ、かわいかった、なんてあさひちゃんは
言ってくれてるけど、あれは放送して欲しくなかったなあ、
と由加は本気で思っている。
「カメラの前で笑うって出来ないのよー」
「わかるー。私も写真取られるのいまだに慣れないもん」
昨日の深夜に放送されたSATOYAMAという番組で公開された
はじめてのMV撮影の様子。撮影当日もすごく緊張したし
恥ずかしさもMAXだったのを覚えてはいるが、いざテレビで
流れた自分の姿は自分の想像以上にひどいうろたえぶりで、
まともに直視できないほどの映像だった。
「でも先輩達って優しいね」
「……うん、でも、わたし凄い迷惑かけてるな、って」
光井先輩や清水先輩が本当に優しくアドバイスしてくれて
私のせいで撮影が延びてしまってるのに一度も怒ることなく
ただ歩くだけのシーンでも満足に出来ない私の横で伴走まで
してくれた。それはとっても有難い事なのだけど、感謝より
先に申し訳なさで涙が出そうになる。
「でもさ、ゆかちゃんはモーニング娘。さんのコンサートで
もうステージデビューしてるんだからさ、わたしよりずっと
先に進んでる感じだよ?」
「そんなー、あさひちゃんだってお正月は一緒に出るんだし、
あんまり変わらないよー」
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  • 967
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  • 2015/09/26(土) 17:32:20
由加は忘れもしない10月28日、すでに初舞台を終えていた。
『モーニング娘。誕生15周年記念コンサートツアー2012秋、
〜カラフルキャラクター〜』という仰々しいタイトルがより
緊張を高めたあの日。場所はTOKYO DOME CITY HALLという
大きくて綺麗な会場。オープニングアクト、つまりは前座で
一曲エレキピアノのコードを押さえながら歌っただけなのだが
プロとしての初めてのステージである。頭は真っ白で膝や腕は
ガクガクして正直景色など見る余裕もなかった。
いや、楽屋入りした時からもう吐きそうなくらいのプレッシャーで、
あの時も光井さんや清水さんにたぶん凄い迷惑をかけたはず。
たぶん、というのは本当に何も覚えていないくらいの緊張だった
から。それでも今でも毎日のように思い出す光景があって、
それは前座をやり終えた後の放心状態のまま観させてもらった
本編のコンサート。この世界に興味を持つきっかけとなった
道重さゆみさん。その道重さんが率いるモーニング娘。の10人。
その輝かしさ、眩しさといったらこの世のものとは思えない
くらいで、とにかく強烈過ぎる光景だった。

コンサートの途中では小田さくらちゃんという新加入のメンバーが
紹介されて挨拶だけするところがある。実は彼女ともスマイレージの
追加オーディションの時に出会っていた顔見知り。しかし彼女は
挨拶だけの出番とはいえ、すでに他の10人の輝きと同等の光を
放っていたし、同じ新人なのに私なんかよりもずっと落ち着いて
堂々と喋ってた。しかもさくらちゃんは出番を終えた後は由加の
座っている関係者席にやって来て、ステージの上のメンバー達と
同じ振り付けを、一生懸命に踊りながら観ていた。
ステージ上の演目にも圧倒されたし隣のさくらちゃんの踊りにも
圧倒される。そんなこんなでクラクラするような眩しさの中で、
実は由加の心にしっかりと刻まれたものがある。

私も輝いてみせる、という強い気持ち。
早く輝きたい、という今までにない湧き出るような欲求。

だから緊張の連続の毎日で、先輩達に対しては申し訳なさで
いっぱいで、眉毛が下がってると先生にしょっちゅう怒られて
いても、今の由加には耐えられる。
むしろもっと試練を与えて欲しい、それで成長できるのならば
いくらでも与えて欲しい。……こんな風に思えるようになった
自分に、自分でもびっくりする時がある。
でも自分の選んだ道には、想像以上の輝かしさがあったのだ。
もちろん憧れてこの世界に入ったのだけれど、中から眺める光は
外から見ていた時よりも、何百倍も輝いていた。眩しかった。
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  • 968
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  • 2015/09/26(土) 17:33:55
そう思えることこそが才能だということに由加は気付いていない。
多くの人間は光源の内部にいざ入ると、そこに外部からは決して
見えなかった小さな汚れやスリ傷なんかを発見して、いとも簡単に
幻滅したりする。でもそれは間違っているのだ。大きな電球を
外からただ見つめるより、その電球の中に入ってしまった方が
目も開けられないほどに眩しかったり、熱くてたまらなかったり
するのは当たり前ではないか。
そんな「当たり前」をしっかり体験できる才能。
由加には歌やピアノやダンスよりも大切な才能があった。

「あのね、この間℃-uteの矢島さんと泊まりでロケに行ったの。
そしたら矢島さんてね、本物の天使みたいなの!」
嬉々とした表情で親友の田崎に近況報告をする由加。
事務所の一階にあるカフェで観葉植物たちに囲まれながら、
二人の才能溢れる少女たちのお喋りは今日も尽きない。
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  • 2015/09/26(土) 23:22:46
@HelloSSClub
ラジオ日本【Hello! SATOYAMA&SATOUMI Club】本日9月26日(土)深夜25時30分〜の放送も、Juice=Juiceの宮崎由加がナビゲーターを担当。秋のお話や頂いたお便りをたっぷりとご紹介。 #satoyama #satoumi #juicejuice

@HelloSSClub
ラジオ日本【Hello! SATOYAMA&SATOUMI Club】Juice=Juice・宮崎由加ちゃんへの質問やメッセージ、シルバーウィークの思い出などのお便り募集中☆宛先⇒ hello@jorf.co.jp #satoyama #satoumi #juicejuice
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  • 2015/09/27(日) 11:27:24
2015/09/26 ラジオ日本「Hello!SATOYAMA&SATOUMI Club」ナビゲーター:宮崎由加
http://youtu.be/_iQGeAvjs5g

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  • 2015/09/28(月) 00:22:56
久々にこの板で長編作品を楽しめるのか
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  • 2015/09/29(火) 02:02:38
4.

「すごかったよ!あさひちゃん!」
「……ふぁー、緊張したぁ」

2013年1月3日、冬のハロコン2日目。
夜の公演のビバ!と題されたコンサートの中盤で田崎あさひは
詰め掛けた観衆の度肝を抜くパフォーマンスをやってのけた。
舞台袖で観ていた由加が思わず興奮するくらいの熱演と、お客さんの
生の反応。由加も昼公演のビバ!に出演していたが、自分たちの後に
歌ったピーベリーの二人への歓声にすべてかき消されてしまったような、
もどかしさの残る今年の初舞台であった。
田崎も昨日1月2日のハロコン初日に歌った「手紙」という曲ですでに
初舞台を踏んでいる身だったのだが、今日の彼女は昨日とはまるで
別人のように溌剌としたステージを魅せて、名を知られていない
まったくの新人としては破格の拍手や歓声を浴びていたのである。
「なんか……涙出てきちゃった」
「なんで由加ちゃんが泣くのよー」
そういうあさひちゃんの顔も満足感に溢れているようにみえる。
新人二人にとってハロコンという先輩達が大集合する舞台で歌えるのは
凄く光栄なことではあるものの、足がすくむような極限のプレッシャー
と対峙するということでもある。そこから解放されたあさひちゃんは
楽屋に戻る途中の階段で思わずヘナヘナとしゃがみ込む。
「だ、大丈夫?」
「……うん、でも夢みたいだった」
由加も一緒に狭い階段に腰を下ろしてあさひちゃんの背中をさする。
そうだよね、あさひちゃんは頑張ってきたもんね……
やっぱり由加の目から涙がこぼれ落ちる。
それと同時に心のどこかで、
(ああ、やっぱりあっさり追い抜かれちゃったなあ)とも思っていた。
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  • 2015/09/29(火) 02:07:09
由加の方がテレビ番組への出演やモーニング娘。さんのオープニング
アクトなどでひと足早く芸能人としてのお仕事をスタートさせていた。
CDも実質は尊敬する矢島舞美さんや歌がすごく上手な夏焼雅さんの
いるDIYというグループのカップリングなのだけど、両A面という形で
由加のいるGreenFieldsも出させてもらい、そこそこのヒットを
記録していた。なんといっても光井先輩や清水先輩が両脇を支えて
くれているからという事は重々わかっているが、少しずつ知名度も
上がってきたのを実感して、日々のお仕事やレッスンもどんどん
楽しくなってきた頃である。
それでも……あさひちゃんにはやっぱり勝てない。
この日、由加は久しぶりにネガティブな思考に陥ってしまった。

中野サンプラザの決してきれいとは言えない狭い階段に二人で
座っていると、楽屋のモニターで観ていたあさひちゃんの演奏と
歌が素晴らしくて思わず舞台袖まで走ってしまった自分が、
なんだかマヌケなように思えてきてしまった。それは嫉妬でも
なくて悔しさでもなくて、なんなんだろう、この気持ち……
「由加ちゃん?どうしたの」
「えっ、いやいやいや、とにかく凄かったなー、って……」
あわてて変な感情を追い出してニッコリ笑ってみせる。
丁度その時、階段の上から足音が響いてきた。
ハッ、として立ち上がる由加とあさひ。
そこには出番に向かうゲスト出演の飯田圭織と保田圭の姿。
「すっ、すいません!」とバネ仕掛けのように立ち上がる二人。
「おー、田崎さんだっけ?すごくよかったよー」
飯田さんに声をかけられたあさひは恐縮している。
子供の頃からテレビで観ていた眩しすぎる二人の大先輩たちを
見送りながら、由加はやっぱり大先輩からみても今日の
あさひちゃんはすごかったんだな、と、ぼんやり考えていた。

帰り道、あさひが今日初披露した「Rolling Days」をつい口ずさむ。
ウキウキするようなリズムと叩きつけるような和音。
私にはとてもあんな風には弾けないし歌えない。
嫉妬とか悔しさではない、と、また先ほどの階段で考えてたことを
三が日の冷たい風に吹かれながら繰り返す。
「ライバル心」
ふとそんな単語が頭に浮かんだ。
そうだ、あさひちゃんと私は親友だけど最初からライバル。
あさひちゃんが喝采を浴びたらライバル心を刺激されるのは
当たり前だよ。私だってあんな風に拍手や歓声をいっぱい
浴びてみたい。いや、プロになったんだから浴びなくちゃ
いけないんだよ。眩しいステージで自分も眩しくならなくちゃ。
だから……もっと頑張る。
何をどう頑張ればいいのかなんてまだ由加にはわからない。
でもライバルがいるって幸せなことなんだ。
最近少し仕事に慣れてきて、忘れかけていた大事なことを
思い出せたような気がする。
ありがとう、あさひちゃん。
声には出さずそう呟くと、由加は首のマフラーを両手で
ぎゅっと握って、お正月の東京を一人歩く。
ここまで見た
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  • 2015/09/29(火) 22:50:38
そういや最近のゆかにゃって萌美とよく絡んでるな
あさひちゃんとは最近どうなのだろうか
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  • 975
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  • 2015/10/01(木) 01:35:06
あさひはかなともと仲良かったり色々微妙なんだよねw
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  • 2015/10/01(木) 17:55:23
ゆかにゃ―萌美―おかまり
かなとも―あさひ

これが現状
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  • 977
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  • 2015/10/02(金) 06:15:09
5.

「えっ、どういうこと?」
「うん、いや、わたしも聞いたばかりだから……」

由加は真っ先に田崎に知らせたものの、自分でも何がどうなって
いるのかわからないまま茫然とした表情で答える。
ハロプロ研修生の新ユニットに自分が選ばれた……
でも自分は研修生ではないはず……
「GreenFieldsはどうなるの?」
「……それもわかんない」
あさひちゃんも話の内容が掴めないらしく首を傾げている。
ああ、おっちょこちょいなことしちゃったなあ。自分のこと
なんだからしっかり状況を把握してから話せばよかった。
「私たちってハロプロじゃないんだよね?」
「……うん、そう思ってたんだけど」
「でもSATOYAMAガイドブックにはハロプロの皆さんも載ってるよね」
「……う、うん。それに私なんてハロプロの光井さんや清水さんと
一緒のグループだったし、最初からハロプロだったのかなあ」
「うーん。私も℃-uteさんの前座だけじゃなくて本編にも出るらしいんだよね」
「え、そうなの?すごいね、あさひちゃん」
「わたしのことより由加ちゃんの話が気になるなあ」
そう言ってあさひちゃんは笑った。幾分気持ちがほぐれてきて、
やっぱり話してよかったかな、なんて調子の良い方に考えたくなる。
とにかく青天の霹靂みたいな話だけど、あさひちゃんも℃-uteさんの
コンサートに出るのなら似たようなことなのかな……
「あとさ、ひな祭りのコンサートにも一緒に出るって聞いたよ?」
「うん、そうそう。今そこで歌う新曲の練習してるんだけどなあ」
レコーディングは済ませているが、まだ披露していない「都会田舎の彼」
という曲を最近はずっと練習してきたのだった。由加のピアノだけ
でなく今度は光井さんや清水さんも笛を吹いたりする楽しい曲である。
去年のデビュー曲に続いてすぐにセカンドシングルが出る。
わたしってめぐまれてるなあ、なんてつい昨日までは思っていたのだが、
今日聞いた新しいグループに入るという話はちょっと心配だった。
もちろん清水さんはBerryz工房と掛け持ちしてGreenFieldsをやってる
わけだし他のSATOYAMAプロジェクトのグループはそのような掛け持ちが
当たり前。だからそんなに不思議な話ではないのかもしれない。
でも不安を感じてしまうのはマネージャーさんに言われた、
「これからはダンスレッスンを中心にやっていく」という言葉だった。
いやいやいや、ダンスは得意じゃないし……
研修生の子たちはみんな凄くダンスが上手だし……
眩しく輝くための試練だとしたら与えて欲しい、なんて以前思ったことも
忘れて、やっぱり由加には不安のほうが大きく感じられる。
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  • 2015/10/02(金) 06:16:17
カフェでのお喋りもそろそろ切り上げようかという頃、突然
テーブルの上に置いていた携帯にメールが届く。
「誰から?」と思わず聞いたあさひが野暮なわけではない。
メールの発信者の名を見た由加の体がブルブル震え出したからだ。
「本物かな……」
由加が携帯の画面をあさひに見せる。
「……つんく♂さん!」
顔を見合わせて息を呑む二人。それでもとにかく読んでみて、と
促してくれたあさひに背中を押されるようにして由加は届いたばかりの
メールを開く。
(どうも、つんく♂です。突然の話でびっくりしたやろうけども…)
そこまで黙読しただけで急に由加は泣き出してしまった。
続きが読めずに顔を上げると、あさひちゃんは何かを悟ったような微笑を
浮かべてわたしを見ていた。こらえられずに由加はクシャクシャの顔で、
わなわなと震える唇を噛む。
しばらくしてあさひちゃんが「よかったね」とだけ言ってくれた。

由加はそもそも小さい頃からモーニング娘。が好きだった。
テレビに齧りつくように毎日観ていた憧れの大スター。そんな輝くグループを
作ったのがプロデューサーのつんく♂さんで素敵な曲をいっぱい作っているのも
つんく♂さんという人だという事は、田舎の幼い少女でも知っていた。
そして今のリーダーの道重さゆみさんに憧れたのも、オーディションの様子を
特集していた番組で、まだ未熟だった中学一年生の道重さんをつんく♂さんが
選んだ場面を覚えていたからでもある。
まるで歌も踊りも出来なかった田舎の少女の才能を見抜いて、いつの間にか
眩しく輝く美しい女性に育ててしまう凄い人。
だから、春の終わりにしては暑い田舎のあぜ道で、スマイレージの看板を
見上げながらオーディションを受けようと決意したあの時。
後から発表されたモーニング娘。の10期オーディションにも掛け持ちできる、
と聞いて、すぐに応募用紙を貰って記入したあの時。
それでもあきらめきれずに「第2回FOREST AWARD NEW FACE オーディション」
という同じ芸能事務所がやっている催しを見つけて、星が好きだったから
大塚愛さんの「プラネタリウム」という曲をピアノの弾き語りで歌うことを
思いつき、猛練習を始めたあの時。
ここ何年かの由加の決断の背景にはいつだって、私を変えてくれるかもしれない
凄い人がいる事務所に入りたい、という本当の動機があった。
いや、今まで意識の上には立ち昇らせなかったけども、今その人からメールを
貰ってこんな感情が湧き上がるというのは、つまりそういうことなんだろう。
あさひちゃんにはモーニング娘。さんをどれだけ好きだったか冗談交じりに
話したことがある。実際にオーディションを受けた経験がある事も。
だからメールの送り主の名前を見てわたしが泣いている、という理由も
薄々わかるんだろう。いや、わかってくれてたんだ……
ここまで見た
  • 979
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  • 2015/10/02(金) 06:17:38
次の日から由加の生活は激変する。
GreenFieldsの活動よりも新しいグループに加入するための準備に没頭する
事になった。研修生はレベルが高く、由加だけがそのレベルに達していない
らしい。それは自分でもわかっていて、特にハロコンで一緒だった凄く
歌の上手な高木紗友希ちゃん。そして研修生なのにすでにファンが沢山
付いていてソロ活動もいっぱいやってる宮本佳林ちゃん。この二人は
由加から見ても目立っていたし、すごいなー、と思いながら顔も名前も
覚えていた。佳林ちゃんに至ってはスマイレージオーディションでも
一緒で、彼女が受からなかったなんて信じられないと思うほど何でも
出来てしまう完璧な女の子だった記憶もある。
そんな二人や他の選抜された優秀な研修生たちと同じグループに自分も
選ばれた。なんでなんだろ、とは今でも思うがつんく♂さんのメールに
よれば年長者としてまとめ役のような事も期待されてるらしい。
そうだった。怖気づいてしまったのは話を聞いた直後まで。
つんく♂さんから直々にメールが来たとわかってからは、由加の頭の中は
このチャンスは絶対逃さない、それだけだ。
思えば由加はオーディションを勝ち抜いて歌手になったわけではなかった。
フォレストアウォードだって合格したのはあさひちゃん。わたしはお情けで
賞をもらってそれが芸能界入りには繋がったが、勝ち取った、という感覚が
ないままデビューしていた。だからあさひちゃんに対して色んな感情が
渦巻いていたのかもしれない。
でも、昨日つんく♂さんからメールが届いた、とわかった時、はじめて
「合格」という文字が頭に浮かんだ。小さい頃からテレビで見てきた
オーディションの合格発表のシーン。生まれて初めてオーディションに
合格したんだ、と思った。だから泣いた。

今日はダンスレッスンのスケジュールが早速入っている。
スマイレージオーディションの時はまったく覚えられないし、覚えても
体がその通りに動いてくれなくてまったく踊れなかった。
でも不安や怯えは欠片もない。
レッスンスタジオには夏まゆみ先生が待っていてくれている。
モーニング娘。さんの振り付けやオーディションの時の先生として
とても有名な方だ。そんな人に教わることができるチャンス。
どんなに叱られたって食らいつく。帰れと言われたって帰るもんか。
由加は背筋を伸ばして腕を大きく振って、「自信」とは違うけれど、
「覚悟」を背負う気持ち良さに目を細めながら歩く。
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  • 2015/10/03(土) 18:07:30
期待
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  • 2015/10/03(土) 22:41:53
@HelloSSClub
ラジオ日本【Hello! SATOYAMA&SATOUMI Club】本日10月3日(土)深夜25時30分〜の放送も、Juice=Juiceの宮崎由加が担当。Juice=Juice初の海外公演にちなんで、台湾のお話を。 #satoyama #satoumi #juicejuice
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  • 2015/10/04(日) 09:35:52
2015/10/03 ラジオ日本「Hello!SATOYAMA&SATOUMI Club」ナビゲーター:宮崎由加
http://youtu.be/Xw2ps_69ff4

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  • 2015/10/04(日) 17:10:01
乙です
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  • 2015/10/06(火) 14:01:52
保守です
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  • 2015/10/06(火) 17:21:57
ゆかにゃぁ
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  • 2015/10/07(水) 02:45:23
6.

「がんばってね」
「うん、Juice=Juiceに負けないくらいのパワー出さなくちゃ」

そう言ってあさひちゃんは笑った。
今歌われているピーベリーさんの「キャベツ白書」が終わって
和田彩花さんと鞘師里保さんのMCのあとがあさひちゃんの出番。
続いてGreenFieldsとして由加もあさひの後にステージに立つ。
「由加ちゃん、あんなに踊れるなんて知らなかったよー」
「いやいやいや、まだまだみんなに全く追いつけてなくて」

2013年3月2日。
『Hello! Project 春の大感謝 ひな祭りフェスティバル 2013』
という二日間に渡って行われる大規模なフェスの最初の公演。
由加が加入した新グループ「Juice=Juice」はその一曲目に登場
してすでに衝撃的なデビューを飾っていた。
司会を担当していたのは道重さゆみさんと田中れいなさんで、
歌い終えたあと田中さんが「新人なのにみんな歌えるっちゃね」
と話してくれたのが舞台からはけた由加の耳にも聞こえた。
ホッとしたのと同時にもの凄く嬉しかった。由加の立つ位置は
GreenFieldsの真ん中とはまったく逆の端っこなのだけれど、
こんな歓声を受けたことが今までなかったから興奮はしばらく
収まらなかった。メンバーたちも涙を浮かべていたので由加も
釣られて少し泣いたが、それ以上についに眩しく輝くスターの
一員になれた気がして放っておくと笑顔になってしまう。
過酷な練習を頑張ってきた、という満足感も含まれていたかも
しれない。練習して練習して結果が出る。学生時代の陸上競技
と比べるのはプロフェッショナルとしておかしいのだが、
そんな昔の感覚も思い出したりする。
それくらい、初ステージにしては大勢のお客さんの反応も
ダイレクトに伝わってきたし、先生から言われた、前座は
その後の人達が出てくるまでの客席を暖めなければいけない、
というミッションをしっかり達成できた気もしていた。
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  • 2015/10/07(水) 02:47:07
「そろそろ行くね」
「うん」
ピーベリーの二人が話している間に田崎あさひがステージへと
向かう。あさひちゃんはピアノのセッティングがあるので、
早めに準備しなければならないのだ。
それにしても広い会場……
6000人の観客で満員のパシフィコ横浜展示ホール。
普段は大規模な展示場ということで巨大な倉庫みたいにも
見える。それでもステージ場の照明は眩しいし、観客の
皆さんは思い思いのメンバーカラーのTシャツを着て応援
していたり、発光するペンライトを振ってくれたりするので
すごくカラフルで賑やかだ。
こんな凄いイベントの一曲目を任されて大きな失敗もなく
終えられた事にホッとしている由加は、感激や興奮を持続
させながらも緊張は解けていて、会場全体を見回す余裕が
出てきた。もっともステージ裏からは視界が悪く、その
全部を眺めることはできないのだけれど……

あさひちゃんの新曲「サクラ時計」が始まった。
ソロなのに、いやソロでやってるからなのか堂々としていて、
声も伸びてピアノも快調のようだ。
まだまだあさひちゃんにはとても敵わない。それは本当に
そう思う。でもJuice=Juiceという歌って踊るグループに
入ったことでもうピアノの腕を比べられることはないし、
別の道を歩み始めたんだという想いが、由加の劣等感を
消し去っていた。だから、もうライバルでもないのかも
しれない。ライバルは他のハロプログループということに
なっていくんだろう。それはそれでまた大変な試練が
いくつも待ち構えているだろうけど、フォレストアウォード
から始まったあさひちゃんとの関係が、これからは普通の
友達同士になれそうな予感がして、今はその事がなんだか
由加には嬉しいことのように思えた。
続いて「Rolling Days」のイントロが流れてくる。
大観衆がすぐに反応して「おおーっ」というどよめきが
ステージ裏まで聞こえてきた。
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  • 2015/10/07(水) 02:49:57
由加がJuice=Juiceという新しいグループの一員だと
公式に発表されたのは2月に入ってからのハロコンの
舞台だった。お正月から全国を巡業してたどり着いた
福岡の地で、由加はGreenFieldsの衣装のままで紹介
されたので、観客席からはちょっとしたどよめきが
起きたことを今でも覚えている。
研修生を応援していたファンの人達は自分を受け入れて
くれるのだろうか、そんな心配が一瞬よぎったが、もちろん
この時の由加はすでに弱気な自分を捨て去っている。
同時期に田中れいなさんの新バンドでデビューする予定の
同じ事務所の岡田万里奈ちゃんという新しい友人と一緒に
励むレッスンに集中する毎日。
そういえば万里奈ちゃんも今頃初ステージなんだよなあ……
ここパシフィコ横浜の近くにある横浜BLITZという場所では
同じ日に『ミュージックフェスタ Vol.0』というコンサートが
開かれていて岡田万里奈はそこがプロとしての初舞台となる。
万里奈ちゃん、緊張してるだろうなあ……
由加は自分の去年の初ステージのことも忘れて後輩を見守る
感覚で心配する。無論後輩には違いないのだが、去年までの
常に怯えていた由加が他人の緊張の心配をするなんて、時の
流れとは速いものである。自分の出番前にそんな事を考える
余裕があったのは、Juice=Juiceでの初ステージを無事に
終えていたという理由もあるだろう。しかしそれだけでは説明
のできない確実な「成長」も由加は手にしていたのだ。
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  • 989
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  • 2015/10/07(水) 02:51:10
田崎あさひの圧巻のステージが終わる。すでにあさひの存在は
多くのファンに知られていて「Rolling Days」という曲も
盛り上がること必至のキラーチューンとして認知されていた。
さすがあさひちゃん、と観る度に思うのだが、今の由加には
それがプレッシャーや劣等感には繋がらない。堂々とした
足取りで眩し過ぎる光の渦の中央へと歩みを進める。
GreenFieldsとしての出番である。
光井先輩と清水先輩と一緒に新曲の「都会田舎の彼」を初めて
披露する。ンチャ、ンチャ、という軽快なリズムに乗って
由加は歌う。ピアノも練習の時より調子いい感じだ。先輩たち
二人とのコーラスハーモニーもバッチリ決まったみたい。
間奏で光井さんや清水さんがリコーダーやオカリナを吹く。
私のピアノに合わせて偉大な先輩二人が演奏する。
その時になって急に由加の胸が詰まった。
光井先輩はこれからニュージーランドに留学するという。
清水先輩もBerryz工房のキャプテンとして今年は勝負の年だ、
というような強い決意を口にしていた事を由加は覚えている。
GreenFieldsは今日が最後のステージになるかもしれない……
今まで考えもしなかった事を初めて思った。
いやいやいや新曲初披露なのに最後っておかしいよね……
また光井さんが日本に帰ってきたりしたらできるよね……
SATOYAMAムーヴメントはこれから先もずっとやるって聞いたし……
それでも急に空から降ってきたような「予感」は消えなかった。
ともすれば涙が溢れそうになったり、得意の困り顔で笑顔が消えそうに
なるのを堪えながら、由加は最後まで歌い切った。
そして、ありがとうございましたー、といつも以上の大声で叫びながら、
テレビ番組でのロケ以来、大尊敬して慕っている矢島舞美さんのいる
DIYにバトンタッチしてステージを降りた。
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  • 990
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  • 2015/10/07(水) 02:52:01
ひな祭りフェスティバルの初日は無事に終わった。
今夜は前夜祭という位置づけで、明日もそれぞれパターンが違う二公演が
予定されている。由加はJuice=JuiceとしてもGreenFieldsとしても出演が
決まっている。それでも今夜のステージは一生忘れないだろうな、と
由加は思った。GreenFieldsのステージのあと、由加が楽屋に戻る途中の
通路で急に泣き出したものだから、光井先輩と清水先輩が驚いてしまう。
「どうしたん、由加ちゃん?」
「えっ、なんで泣くのよぉ」
由加はステージ場で感じた「予感」を先輩達に伝えることはしなかった。
それでもひとしきり泣き終わったあと、
「光井さん、清水さん、本当にありがとうございました」とだけ伝えた。
二人の先輩はそんな由加を見て、思わずプッと噴き出していた。



夏。今年もハロコンの季節がやって来た。
2015年7月12日『Hello!Project 2015 SUMMER 〜CHALLENGER〜』初日。
由加が初めて出た2013年冬のハロコンから2年半。
フォレストアウォードで賞を貰ってから3年と少し。
はじめて受けたスマイレージオーディションからは丸4年。
由加は立派な歌手、パフォーマーとして成長を続けている。
見渡せば光井先輩や清水先輩はこの場にはいない。
逆に後輩達がいっぱい増えて、敬語で次々に挨拶される楽屋前の廊下で
由加は久しぶりに昔のことを思い出していた。
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  • 991
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  • 2015/10/07(水) 02:52:50
モーニング娘。さんの新曲の後が自分達Juice=Juiceの出番。
そういえば道重さゆみさんも今はモーニング娘。にはいない。
リハーサルでは小田さくらちゃんが後輩メンバーたちにダンスの
振りを指導していた。前の方の出番ではこぶしファクトリーという
新グループが元気いっぱいのパフォーマンスを終えていて、その
メンバーの中には藤井梨央ちゃんがいる。そしてJuice=Juiceの出番
のあとにはスマイレージ改めアンジュルムが歌うことになっていて、
新メンバーとして室田瑞希ちゃんがいる。

さあ自分達のステージが始まる。
激しい曲だから精一杯元気よく、藤井ちゃんや室田ちゃんに負けない
くらい動いてやろう。最近はつんく♂さんからも「困り顔」が魅力、
なんて言われなくなったなあ。表情が昔より活き活きしてきた、とは
ダンスや歌の先生からもよく言われる。
そうそう、笑顔を忘れないでとびっきりの弾けた表情で頑張ろう。
きれいな星空のような照明の下で────
披露するのはアルバムの中の新曲「GIRLS BE AMBITIOUS」だ。
ふと、GreenFieldsのデビュー曲を思い出す。
テレビ番組で悲惨なMV撮影を放映されてしまったときのあの曲。
そのタイトルは「Boys be ambitious」だった。
男の子にハッパをかける歌でデビューして今年は女の子がんばれ、
という歌を唄う。全部繋がってるんだな、と由加は思う。
全部続いているんだな、とも思う。
自分の人生も、出会ってきた人達も。
そして憧れていた眩しい光の輝きも。
由加は思いっきり拳を突き上げて、思いっきりお腹から大きな声を
出して、思いっきり自分を輝かせて歌う。



(完)
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  • 2015/10/07(水) 16:27:07
ありがとう
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  • 2015/10/08(木) 15:02:50
乙!そしてゆかにゃドラマ出演おめ!
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  • 2015/10/08(木) 17:08:45
とか言っている間に残り6
http://image.open2ch.net/p/morningcoffee-1404568716-994-490x490.png
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  • 2015/10/09(金) 08:05:10
このスレもそろそろ終わりかあ
一時はひとりで保守してたんで感慨深い
小説は今回はフィクション少な目で
ファンの人ならお馴染みのエピソード並べただけになってしまったけど
ゆかにゃの場合Juice=Juice前史が凄く面白いので
改めて日時とか資料読んでるだけで楽しかったです
読んでいただいた方、保守してくれた方、ありがとうございました^^
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  • 2015/10/09(金) 08:11:13
最後は>>1さんに1000を取ってもらいたいがもういないのかな
でも楽しいスレを立ててくれてありがとうございました
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  • 998
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  • 2015/10/09(金) 10:10:00

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  • 2015/10/09(金) 10:10:24
乙 
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  • 2015/10/09(金) 10:10:33
乙   
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  • 1001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。

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