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- 2016/10/19(水) 08:59:41.33
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だが、転機は高校卒業のタイミングでやってくる。「ももクロ卒業後、お芝居の仕事を少しずつやらせていただけるようになり、
その中で高校卒業後の進路を考えたとき、『大学は行かない』と決断しました。
それはつまり、『女優として生きて行くんだ』という覚悟がわたしの中で固まった瞬間だったと思うんです」と振り返る。
女優として走り続けた約5年。「あっという間だった」という早見は、「いい意味でも、悪い意味でも、何も覚えていないんです。
撮影で必死に過ごした数か月間をすぐ忘れちゃうんですよね」と苦笑いする。
それは早見の天性でもあるが、5年間、現場で辛苦を味わってきた経験から生まれたコントロール術でもあるようだ。
「わたしの頭の容量はすぐにいっぱいになるので、忘れないと次に進めないんです。
根を詰めすぎて、つらくなって、爆発した経験が多々あるので、とにかく何事も考えすぎないこと」と表情を引き締める。
経験の中で徐々に成長していった早見は、「寝坊しない、人に迷惑をかけない、
それだけをきちんと守って、あとは余計なことは考えず、お芝居をとことん楽しむこと」を今は心掛けているという。
そんな彼女にとって、あられ役は、まさに待ちに待ったハマリ役。
「これまで殺人嗜好症とか、漫画研究部の変わった女の子とか、とにかくキャラの濃い役が多かったので、今回は素直にうれしかったですね。
演じていて本当に楽しかった」と満面の笑みを浮かべていた。(取材・文:坂田正樹)
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