facebook twitter hatena line google mixi email
★お気に入り追加


  • 423
  •  
  • 2011/09/04(日) 23:42:33
>>422
 こうした動きに対し下関大丸の■本専務は「ニチイ、エムラ、ショッピングセンターなどの建設準備が進んでいるが、これは下関の商店街にとってもいいことだ。商売上、人の流れということが最も大切。その点ニチイが駅前に進出したことは、ほかのところに進出するよりいいと思う」と受けて立つ構えは十分。しかし商店街の社内報などにも「ニチイ進出」を大きく取り上げ「数年ののちには年商九十億(昨年四十億)を目指す」ということが従業員の間でも話題となり、ニチイ進出強い刺激材料であることは否めない。
 しかし同専務は「人口二十六万の下関に進出したところで、そんなに大きいことはできない。食うか食われるかの戦いも無駄だと思う。競争意識をあおりたてるようなことはせず、円満にやっていきたい。ニチイが進出したからと言っても具体的な対抗策はない。しいて言えば社員教育を徹底させ大衆に愛される従業員、親しまれる大丸にしたいということ。大丸(東京、大阪、京都など)というバックもあり、さらには昨年から松坂屋との共同仕入れをやっており、うちにはうちのやり方がある。ニチイのために売り場を拡張するとか、営業方法を変えるなどということは考えていない。今までどおり大丸独自のやり方でやっていく」という。
 近い将来、下関駅周辺を中心に下関の中心となる商店街ができる。市の大ショッピングセンター、ニチイ、丸信、さらには邦楽座通りに高層ビルやマーケット…。そうなれば下関の商店地図が塗り替わることは必至。「さいきんの大丸は変わった」という声があちこちで聞かれる。ある主婦は「大丸に行けば欲しい商品はなんでもある、と思っている。デパートとはこんな消費者の殿堂でないと…」と、デパートの期待を話しているが、その裏側には最近の商店街が、“売れる商品中心主義”に変わりつつある傾向を示唆しているとも言えそうだし、戦国時代到来を物語っている。

ここまで見た

★お気に入り追加

このページを共有する
facebook twitter hatena line google mixi email
おすすめワード