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  • 2014/01/03(金) 05:32:24.97
ソリトン・ボイスという、ネット上でほとんど流通していない単語について、
少し掘り下げた解説をしておこう。

人は声帯を振るわせて口から声を出している、
というのが定説(一般常識)だが、
西洋の声楽家達は、この常識に反するスキルを培ってきた。

声楽を学んだソプラノ歌手達を観察していれば容易に分かることだが、
彼女達は盛んに眉毛を上下させ目を見開きながら歌っている。(デーモン小暮も)
単純に口から声を出しているのであれば、顔面の筋肉運動など不必要な筈だ。
が、経験的に、このような筋肉の使い方をすることで、
人を感動させることができる良い歌声になることが知られてきた。

これと同じ発声法が、天照大神に神憑りして神託を下す神事を担当する、
現人神とされる高貴な巫女様(斎女)の御一族でも伝承されており、
言霊を響かせるスキルとされてきたという。
つまり洋の東西を問わず、口から出る音以外の音のエネルギー成分を制御する
特殊な筋肉の運用法が伝承されて来たことになる。

西洋の声楽では、眉を上げ、目を見開いて頭蓋骨を開くことによって、
よく響く高音が出るようになる、といった、
一見、解剖学を無視した非科学的とも受け取れそうな説明がなされることがある。
これを、張りを持たせた顔の表皮からソリトンボイスを効率良く放射するスキル、
という新仮説に置き換えれば、非科学的な印象を拭い去ることができる。

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