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  • 2011/11/30(水) 21:19:24.27
>>199
有難う。回答してくれたので、
こちらも回答の義務を負うことにする。

私は刑法に関しては、山口や大谷といった御仁の本で基本的に学んだ。
山口の本は君の言うように法学の本にしては平易で読みやすかったし。
君ほどは読みこなせてないから、君はむしろこのスレの
議論の座長としての資格があると思う。
やはり君くらいの人がいないと、真面目な議論にはならないから。
私が、>>194氏その他の主張に同意するのはその点なんだよ。
学術研究とは先行研究にあたってみて始まるのが大原則だから。
>>186-189はそれを理解できないのが難点だがw)

で、私自身の強姦罪の量刑についてだけど、正直自論は無い。
が、強姦罪とか特定の犯罪とは関係無く、刑事裁判の全般に渡って
日本では厳罰化傾向にあるのは疑問の余地があるとは思ってる。

そこでの先行研究として参考文献があるのだけど、
海外の論文の邦訳サーベイ本なんだけど(もちろんそれら論文への訳者編者の評価も併記)
グローバル化する厳罰化とポピュリズム
http://www.amazon.co.jp/dp/4877984100/
というのがある。詳細はこの本(特に第4章)を読んでくれれば分かるけど。
日本の厳罰化傾向は被害者重視の世論が原因とは
一般的に言われているけど、そういった風潮に危惧を抱いているという
論調の本だ。特に検察官の権限というものがポイントとして
解説されている。特定の犯罪を扱ったというものではなく、
犯罪一般における厳罰化の本だけど、量刑問題を議論を
するなら先行研究として読んでおいた方がよい本だと思うよ。
君なら既にこの本を読んでいるのかもしれないけど。
>>186-189は読まないと思うけどね。
先行研究軽視という研究者として失格の人物なんだから。

ここまで見た

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