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  • 1
  •  
  • 2012/06/23(土) 20:31:32.19
前スレ:上代特殊仮名遣い
http://awabi.2ch.net/test/read.cgi/gengo/1305988303/

立てた

ここまで見た
  • 628
  •  
  • 2013/11/23(土) 22:20:33.27
>>625
そうはいっても、「口蓋化」でピンとくる人はまだまだ少ないだろう
カ行は既に口蓋化してるじゃないかという人もいるかもしれないし

甲乙=口蓋化はわりと有力とは思うんだけど、ただイ段とエ段の口蓋化って
ものすごく発声しにくいからこんなん何百年単位で残りうるのかという疑問はある
よく、さらに古くは甲乙は全部の行にあったのか?って話があるけど
セとかリあたりは遡っても使い分けがない可能性ありそう

ここまで見た
  • 629
  •  
  • 2013/11/23(土) 22:44:11.18
>>628
ん?話が逆じゃないか?
前舌母音前の子音は、むしろ発音の「しやすさ」から、口蓋化しやすくなる傾向が、
世界各地の言語で見られるものだよ。
これは、日本語もイタリア語も北京語も英語もみんな同じ。
発音しやすすぎるため、どんどん口蓋化が進行してしまい、
破裂が摩擦になり、摩擦がどんどん弱くなって、そのうちかすれていく。
その意味では「安定しない」のだけど、力学的には逆で、
「発音しやすいため、止めどなく崩れていく」といったほうがいい。

例えば、「シェ」などは、17世紀までは京都の「せ」の標準発音だったことは有名であって、
江戸期以降、おそらく江戸語または東国語の影響で、西日本の多くでも「非口蓋化」が進行した後も、
現代の共通語においても、外来語では、「せ」とは別音節として「しぇ」は安定して成立している。

ここまで見た
  • 630
  •  
  • 2013/11/23(土) 23:24:25.61
>>629
でも、上代仮名遣いの口蓋化音って、多分「キィ」「キェ」でしょう
キ・ヒ・ミいずれもエ段はともかくイ段は口蓋化させにくいと思うんだけど。
si→shi→ki ってのなら確かにそれで分かるんだけどさ

ここまで見た
  • 631
  • 390
  • 2013/11/23(土) 23:49:22.41
2. 子音重複、母音重複、末尾子音はいつから忌避されるようになったか

『日本語の起源と語源』には、protoJ(原始日本語)の再構形の例文がいくつか記載されてるけど、
子音重複も母音重複も末尾子音も何でもアリになってる。
これがいつ、なぜ忌避されるようになったかについては本書内で書かれていない。

このスレの大枠として、子音重複・母音重複・末尾子音は同じ時期になくなっていったっていう考えであってると思うけど
それはいつになるのか。

森博達の魏志倭人伝の分析では3世紀にはすでになくなっていたっていう話だけど、
朝鮮に近い「対馬」(tuts-ma)やら末盧(mat-la)などでは子音の重複か?と思える単語もある
卑弥呼より古い時代の師升(ʃi-ɕiəŋ)なんかもそれかも。

ここから推測するに、1世紀あたりはまだ子音重複等は残っていた。
対馬や末盧は、その時代から中国・朝鮮で通例となっていた宛字を残したもの(なので朝鮮に近い地名に残存している)

そして子音重複等の忌避はやはり1〜3世紀、朝鮮半島への本格進出の時代。
この時に母音重複を嫌って、i2、e1、e2などを生み出していったと思われる
⇒そしてスレタイへ

ここまで見た
  • 632
  • 390
  • 2013/11/24(日) 00:01:53.05
今のノリは口蓋化?

森推定音だとケヘメ甲は-ei、ケヘメ乙は-ʌiで、どちらも渡り音(拗音)-i-を介さないよね
イ段音はどうだったんだろう

>>630
ヒミヘメはよくわからんけど、キケの口蓋化音と非口蓋化音はわりと区別つくよ
日本語・英語ではキもケも口蓋化してるけど、例えばスペイン語はどっちも口蓋化してないんで
どっかで発音聞いてみるとわかる。喉の奥〜の方で発音してる

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  • 633
  •  
  • 2013/11/24(日) 00:04:35.07
>>630
普通に共通語で発音する際の「き」「け」自体、すでに子音はしっかり口蓋化してるよ。
東北方言の、子音が軋むような摩擦音を伴う「き」は更に顕著だけど、
東京方言でも、程度が弱いだけで同じような口蓋化が起きてる。

逆に、kを口蓋化『させず』に「き」「け」と発音することのほうが、
ほとんどの日本人には、大変に難しい。

ロシア人に、"КЪИ"を発音してもらえば、その意味がわかると思う。
これが真に「口蓋化していない」発音だ。

ここまで見た
  • 634
  •  
  • 2013/11/24(日) 05:34:14.13
甲類ケはキャ、乙類キはキュ。甲類コはクヮ
これでつじつまが合う。

古代は明瞭な三母音アイウと曖昧母音オ。

IA→E、UA→O になり、明瞭なエオを派生。
五母音体制が固まったあとは、新規の母音はつくられず、
アイウエオのどれかに吸収。

ここまで見た
  • 635
  •  
  • 2013/11/25(月) 00:19:09.19
>>625
小中高と国語で拗音と習ったんだが、時代遅れなの?

ここまで見た
  • 636
  •  
  • 2013/11/27(水) 15:38:27.74
ちょっと、スレ違いかもしれんが質問させてください。
古事記の万葉仮名の用法を見てて、いきなりふと疑問になったんだが、
久羅下那州多陀用弊流時(くらげなす漂へる時)、
という古事記本文の文章なんだけど、この「漂へる」がどうにもわからないんだ。
これ、口語文法の下一段活用の連体形になってるよね。おかしくない?
下二段活用なら、「漂ふる」になるはず。漂うは四段活用だから、
「多陀用弊流」が「漂へ」という四段活用の命令形(弊が甲なので、已然形なら乙になるので命令形で確定)に、
「る」という助動詞がついたと解するのも無理がるよね、命令形につく「る」っていう助動詞なんかないし。
「多陀用弊流」の「漂へ」が下二段活用の連用形で、そこに補助動詞がなんかついてるのか?
って分析しようにも、「弊」が甲なんで、下二段活用の連用形ならここは乙じゃないとおかしい。
いや、これは甲乙の書きミスかなにかかな?まったくわからないんで、どなたか分析お願いします。

ここまで見た
  • 637
  •  
  • 2013/11/27(水) 16:54:32.88
完了の助動詞「り」の連体形「る」

ここまで見た
  • 638
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  • 2013/11/27(水) 16:58:21.64
ヒント:完了の助動詞「り」

ここまで見た
  • 639
  •  
  • 2013/11/27(水) 17:13:24.65
いや、完了の助動詞「り」の連体形「る」は、已然形接続でしょ?
四段動詞の已然形は乙なのに、弊は甲なんだよ。
おかしくない?

ここまで見た
  • 640
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  • 2013/11/27(水) 17:31:16.69
まず、↓を読め。
ttp://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1052020780

補足:tadayoFi+ari=tadayoFeri

ここまで見た
  • 641
  •  
  • 2013/11/27(水) 17:38:54.12
なるほど、命令形接続だったのね、
リカちゃんサミシイって、「リ」の「カ」んりょうは「サ」変の「ミ」然「シ」段の「イ」然って覚えたから、
已然形なのに、おかしいって思ってしまうよね、これ。

ここまで見た
  • 642
  •  
  • 2013/11/27(水) 18:17:44.99
横から失礼。命令形は関係ないと思う。
完了の助動詞「り」なんてものも知らないけど
i1 + a → e1 という変形パターンから
「ただよふ」の連用形 + 動詞「あり」の連体形
tadayo1Fi1 + aru → tadayo1Fe1ru と考えている。
つまり >>640 の補足だけですっきりすると思う。

ここまで見た
  • 643
  •  
  • 2013/11/27(水) 18:21:26.39
>>631
「対馬」や「末盧」は母音の無声化を閉音節と聞き取ったように見えなくもないな

ここまで見た
  • 644
  •  
  • 2013/11/27(水) 18:23:40.19
已然形接続とする通説のままで放っておいてはまずいから
便宜的に命令形接続としたんだろう。説明のための方便で深い意味は無い。

ここまで見た
  • 645
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  • 2013/11/27(水) 18:43:58.07
子音+母音のセットになってる音節文字を前提に作られた学校文法の罪深さだよね。
国語文法の接続の規則は。
アルファベットで文法を表記しなおすのも学校教育では無理だろうし、日本語の宿命だな。

ここまで見た
  • 646
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  • 2013/11/27(水) 18:45:24.67
さしあたって、岩波古語辞典の解説に従っておいていいだろう。

ここまで見た
  • 647
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  • 2013/11/27(水) 18:52:16.62
子音の口蓋化の有無と母音の音色の両方で甲乙を区別していたってのはどうかな?
奄美大島方言みたいに。
/kï/ [kɨ] /ki/ [kji] /kë/ [kɘ] (/ke/ [kje])
/bï/ [bɨ] /bi/ [bi] /bë/ [bɘ] (/be/ [be])
/mï/ [mɨ] /mi/ [mi] /më/ [mɘ] (/me/ [me])
()内は主に標準語からの借用語に現れる音節

ただし奄美方言では上代語と異なりサ・ナ・ラ行にも区別がある。
歯茎音の後では ï, ë はやや前寄りになるので i, e との差が小さくなってはいるが。
/tï/ [tɪ] /të/ [te̠]
/nï/ [nɪ] /ni/ [ɲi] /në/ [ne̠] /nje/ [ɲe]
/sï/ [sɪ] /si/ [ɕi] /së/ [se̠] /sje/ [ɕe]
/rï/ [rɪ] /ri/ [ri] /rë/ [re̠] (/re/ [re])

ここまで見た
  • 648
  •  
  • 2013/11/27(水) 18:55:31.42
あれ表示されない
/të/ /në/ /së/ /rë/ の発音記号は e の下に _ ね

ここまで見た
  • 649
  •  
  • 2013/11/27(水) 20:51:23.94
>>642
>完了の助動詞「り」なんてものも知らないけど
という文章に学校文法に対する強い怒りを感じる。
完了の助動詞、つ・ぬ・たり・りを学校で習わなかったわけないだろうに。

ここまで見た
  • 650
  •  
  • 2013/11/27(水) 21:46:33.49
口蓋化の有無で甲乙の差を説明しようとする場合、
甲類が口蓋化音、乙類が非口蓋化音だというのは動かないと思うが。

ここまで見た
  • 651
  •  
  • 2013/11/27(水) 22:11:02.58
完了助動詞「り」の已然接續は上代假名が意識されてゐないときに
文語文法が確立されたからであって別に間違ひではない。
「話せり」の「せ」には甲乙がないんだし、。

そもそも上代假名を前提にしたら四段の呼稱からをかしい。
「あ・甲い段・う・乙え段・甲え段」の五段活用。

ここまで見た
  • 652
  •  
  • 2013/11/27(水) 22:16:58.91
>>650
イとエについてはそうだね。
イ甲乙がある行にはエ甲乙もある。
イ甲乙がない行にはエ甲乙もない。

母音ではなく子音の相違で説明しようとするわけだから
その場合オ甲乙も子音の相違で説明する方が整合性が良い。
(唇音化:非唇音化と言えばいいのか?)

上代仮名遣い崩壊直前はこういう状態だったのではないかと思う。
つまり母音音素はすでに5つに減っていたのではないだろうか?

ここまで見た
  • 653
  •  
  • 2013/11/27(水) 22:25:19.32
唇音行には、イエの甲乙。
齒音行、舌音行には、オの甲乙。
牙音行には、イエオの甲乙。
母音行、介音行には甲乙区別なし。

甲乙が、清濁や鼻音に依存せず、調音点に影響される。

ここまで見た
  • 654
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  • 2013/11/27(水) 22:28:25.80
失礼、介音行のヨには甲乙あったね。

ここまで見た
  • 655
  •  
  • 2013/11/27(水) 22:38:42.56
個人的には乙キはキュ、甲ケはキャもしくはキェ、
甲コはクヮもしくはクォだと思ってゐる。

ここまで見た
  • 656
  •  
  • 2013/11/27(水) 22:45:56.45
イ、エの前だけ口蓋化・非口蓋化が、オの前だけ円唇化・非円唇化の対立があるという体系には、どうも違和感があるんだよな。

現行の言語からも、あまり見つからなそうな音韻体系。

6母音以上の体系から崩れてできたと想定するにしても、起こり得そうな変化が思いつかない。

ここまで見た
  • 657
  •  
  • 2013/11/27(水) 22:48:39.84
口蓋化・円唇化のあるなしで甲乙を考えるなら、後々五十音図で別の行に分かれただけで
母音については衣=エ甲・江=エ乙、イ=イ甲・ユ=イ乙、オ=オ甲・ヲ=オ乙なんだろう

ここまで見た
  • 658
  •  
  • 2013/11/28(木) 01:50:11.35
上代ではサ行はチャ行だったわけで
サ行とタ行は口蓋化と非口蓋化で補完していた。
タ行の拗音がサ行になるという関係。

ここまで見た
  • 659
  •  
  • 2013/11/28(木) 06:06:57.54
上代はツァ行だったみたいだけど?

ここまで見た
  • 660
  •  
  • 2013/11/28(木) 08:16:41.35
>>656
>イ、エの前だけ
つ【イタリア語】
これは、本当にありふれた話なんだ。
イタリア語読みで、ca, ci, cu, ce, co, ca, chi, cu, che, co
イタリア語は保守的で、他のロマンス語も、基本的にはこの雛型を更に口蓋化進行させた各種パターン。

>オの前だけ
こっちは確かに見当たらない。
朝鮮語のように、大々的に弁別を貫く特徴として理解するならまだしも、
上代日本語に、勝手に「オだけ」持ち込むのは、さすがに恣意的の批判は免れまいw


「拗音」なる枠組みが、むしろ考察を曇らせる不適切な概念であることの一例でもある。
口蓋化と唇音化を並べてアナロジーをしたくなってしまう。中華発想では同じ拗音だからw

ここまで見た
  • 661
  •  
  • 2013/11/28(木) 16:41:30.24
>>657
>オ=オ甲・ヲ=オ乙

これは逆だろう
オがオ乙なのはほぼ確定

ここまで見た
  • 662
  • 390
  • 2013/11/28(木) 22:02:12.78
口蓋化説はこのスレの冒頭で699 ◆nLORzldheoが大作書いてるよね
その弱点は>>15に書いている通り、森推定音に口蓋化が反映されていないってことだと思う
森博達の推定だと
イ甲 -i
イ乙 -I
エ甲 -e
エ乙 -əi
オ甲 -o
オ乙 -ə
なんで、イエの甲乙は口蓋化の区別ではない一方、オの甲乙は円唇化の区別を反映していることになる。

ここまで見た
  • 663
  • 390
  • 2013/11/28(木) 22:32:06.22
んで、>>656に書いてある疑問に関してだけど、
「イ・エ・オだけに対立がある」っていう発想が現代語から見た視点なわけで、
過去から未来向きに視点を変えると「中舌母音のうちなぜIがイに、əがオに統合されたのか」
っていう話になると思う。

こうなった理由は俺としては「偶然そうなったんじゃない?」以外のアイデアが思いつかない。
というのも、例えば上代の長野・静岡ではオ列乙類音とイ列音、エ列乙類音が混同されているらしいんで、
仮にこの時代に近畿じゃなくて中部地方の日本人が天下を取っていたら
今の俺らは「上代日本語は@段の音(中舌母音)だけ甲乙丙の区別をつけていた」っていう話をしていると思う

ここまで見た
  • 664
  •  
  • 2013/12/01(日) 12:27:14.91
母音の対立なら全行に渡って甲乙があるべきなのに特定行しかない。
オ段甲乙は唇音行以外は存在するので円唇化母音とも言へるが
イエ段甲乙は子音の対立だらう。

唇音行に対立があることから円唇化は考へにくい。
口蓋化の可能性が高い。

歯音行・舌音行に口蓋化の対立がないのは
サ行・タ行が既に口蓋化の対立関係にあったから
タ行が口蓋化すると、甲乙類を飛び越えてサ行に移行するから。

ちなみに上代はカ行も口蓋化してゐて
キ乙とケ甲が非口蓋化音っぽい。

どちらにしろ、ネイティブが意識しない条件異音だらうが。

ここまで見た
  • 665
  •  
  • 2013/12/01(日) 19:06:56.93
少なくとも条件異音ではない
その差は文法的機能を担っているし、最小対立もたくさんある
条件異音の現れ方をしていない

ここまで見た
  • 666
  •  
  • 2013/12/01(日) 23:58:35.69
十の読みで、「ト」の場合は乙類で、「ソ」の場合は甲類なんだな。
これはちょっと不思議だなぁ。語源が違うということはないだろうに。

ここまで見た
  • 667
  •  
  • 2013/12/02(月) 00:16:54.78
この休日を使って、万葉仮名の漢字から、呉音と現代北京音と、
ネットで上古音を比べて、整理してみた。こんなもんでしょう。
基本5母音で、ところどころ y や w が入って拗音化したけど、
倭人にとっては条件異音なので区別できず、渡来人が書き分けていたと。
言語学的にみて単音だけの8母音は不安定だし、
仮に8母音が存在しても、ネイティブが区別できる母音が
短期間で3つも減ることなんてありえない。

a yi wi u ye ei wo o
ka kyi kwi ku kye kei kwo ko
ga gyi gwi gu gye gei gwo go
sa syi syi su sye sye swo so
za zyi zyi zu zye zye zwo zo
ta tyi tyi tu tye tye two to
da dyi dyi du dye dye dwo do
na nyi nyi nu nye nye nwo no
pa pyi pwi pu pye pei po po
ba byi bwi bu bye bei bo bo
ma myi mwi mu mye mei mo mo
ya yi yi yu ye ye ywo yo
ra ryi ryi ru rye rye rwo ro
wa wi wi u we we wo wo

とにかく8母音なんてファンタジーだし、有坂大先生の母音調和も
今ではネットで瞬殺されるレベルの稚拙な統計処理だし。

ここまで見た
  • 668
  •  
  • 2013/12/02(月) 00:20:52.48
条件異音は撤回して修正版

この休日を使って、万葉仮名の漢字から、呉音と現代北京音と、
ネットで上古音を比べて、整理してみた。こんなもんでしょう。
基本5母音で、ところどころ y や w が入って拗音化したけど、
倭人にとっては語の識別には意味がなく、渡来人が書き分けていたと。
言語学的に見て単音だけの8母音は不安定だし、
仮に8母音が存在しても、ネイティブが区別できる母音が
短期間で3つも減ることなんてありえない。

a yi wi u ye ei wo o
ka kyi kwi ku kye kei kwo ko
ga gyi gwi gu gye gei gwo go
sa syi syi su sye sye swo so
za zyi zyi zu zye zye zwo zo
ta tyi tyi tu tye tye two to
da dyi dyi du dye dye dwo do
na nyi nyi nu nye nye nwo no
pa pyi pwi pu pye pei po po
ba byi bwi bu bye bei bo bo
ma myi mwi mu mye mei mo mo
ya yi yi yu ye ye ryo yo
ra ryi ryi ru rye rye rwo ro
wa wi wi u wei wei wo wo

とにかく8母音なんてファンタジーだし、有坂大先生の母音調和も
今ではネットで瞬殺されるレベルの稚拙な統計処理だし。

ここまで見た
  • 669
  •  
  • 2013/12/02(月) 02:56:21.29
なんで呉音や現代北京音と比べたがるのかとか
韻鏡で比較して当時の音を推定とかもうおびただしい数やられてますが何かとか
saじゃなくてtsaだとか
母音の違いでなく拗音化だったとして、なんで渡来人特有で倭人にとっては無関係と言えるの?とか
(これ、松本克己論文も特に根拠なく断定してて意味がわからなかった)
本当にネットで瞬殺なら最新の言語学で否定されてるだろとか

それともあれか、ネットで言いたいだけの人か

ここまで見た
  • 670
  •  
  • 2013/12/02(月) 07:11:12.79
戦後すぐには8母音だったのにそれからわずか1〜2世代で5母音化した日本語名古屋方言とか
19母音だったのが半世紀あまりで12母音になったフランス語パリ方言とか
20世紀初期には10母音だったのに20世紀末期には7母音になった朝鮮語ソウル方言とか

100年しないうちに母音が3つ減ることなんて言語学上ではありふれたことだよ
よく知らないのに「ありえない」なんて言わないほうがいい

ここまで見た
  • 671
  •  
  • 2013/12/02(月) 11:30:25.39
松本説は世界の言語を多数観察した結果の音韻類型論を踏まえている。
「よくある」「ありふれている」なんて誘導的な文言ひとつでひっくり返すより
論文の一本も書いたらどうだろう。こんな所で匿名でこそこそやるんじゃなくてさ。

ここまで見た
  • 672
  •  
  • 2013/12/02(月) 11:58:01.09
てめえで論文書けよ。
はぐらかしはやめろ。

ここまで見た
  • 673
  •  
  • 2013/12/02(月) 12:01:10.64
「短期間で母音が3つも減るなんてありえない」ってのも松本氏が言ったの?

ここまで見た
  • 674
  •  
  • 2013/12/02(月) 13:12:37.88
森説の7母音体系に対しては、非常に安定しているから急に5母音になることは考えにくい
というようなことを言っていたような

ここまで見た
  • 675
  •  
  • 2013/12/02(月) 13:45:44.05
https://www.jstage.jst.go.jp/article/gengo1939/1984/86/1984_86_5/_article/-char/ja/より

しかし, 森氏の「7母音音素説」の最大の難点は, この体系が, すでに述べた
ように, 類型論的に異論のないきわめて安定した姿を呈しているという正にその
点にあると言わなければならない。このような母音体系で/i/と/ï/, /e/と/əi/,
とりわけ/ə/と/o/が全面的に合流するというような大変化は, よほどの言語
外的, あるいは内的な圧迫要因がないかぎり, 到底起りそうもないからである。

ここまで見た
  • 676
  •  
  • 2013/12/02(月) 15:42:30.62
> 「よくある」「ありふれている」なんて誘導的な文言ひとつでひっくり返すより

発端の人の
> 短期間で3つも減ることなんてありえない。
> とにかく8母音なんてファンタジー
> 今ではネットで瞬殺されるレベルの稚拙な統計処理
「誘導的な文言」の山には一ミリも問題意識を感じないらしい。不思議な人だ
そもそもなんで突然「松本説」言い出したの?
だれも松本説の是非について語ってないんだけど……

ここまで見た
  • 677
  •  
  • 2013/12/02(月) 15:53:35.49
>>670
名古屋弁や仏語や朝鮮語のそれらの母音がすべて均等の機能負担量だと思う?
仏語を例に取れば生成音韻論で構造分析したらラテン語の5母音体系が復元されてしまった
っていう話があるよね
現代北京語をa、シュワ、引き伸ばし音素の3母音とみたのはトゥルベツコイだったか、
非言語学者が文字を当てたらいくつの母音に分析するかは観察者次第になってしまうだろう
母音調和のような組織的な支えの仕組みがない限り、もともと8母音だの10母音だのは
偏りの多い仮初めの体系じゃないかな

ここまで見た
  • 678
  •  
  • 2013/12/02(月) 15:56:15.62
>>677
だから上代8母音もあくまで過渡的なものという説があるわけで
結局「ありふれたこと」という決め付けに対する反証にしかならないんだが

ここまで見た
  • 679
  •  
  • 2013/12/02(月) 17:58:26.01
どっちかっていうと上古・中古にあんなに豊富な主母音を持っていた中国語が
モンゴルの影響で3母音(しかも広・中・狭という珍しい3母音)に収束してしまったほうが
ありえなくてビビる。

文献が残ってなかったら複数の学者から否定されてるレベル

フリックゾンビ
フリック回転寿司
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