上代特殊仮名遣い 二音目 [sc](★0)
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- 569
- 2013/10/12(土) 22:49:39.37
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>>568
「有坂法則は母音調和か?」というのは長らく議論されてきた命題で、(少なくともアルタイ的な)母音調和じゃないという主張もよくあるけど、俺自身は有坂法則はアルタイ的な母音調和の延長線上だと思ってる
アルタイ諸語を適当に見てれば分かるけど、「チュルク語→モンゴル語→ツングース語→中期朝鮮語」の順で母音調和の拘束力が緩くなってるんだよ
「仮にアルタイ語族説が成立するとすれば」最も古形を残しているのがチュルク語であることに異論は出ないと思うけど、そのチュルク語の母音調和は極めて厳格で、以下モンゴル語、ツングース語、中期朝鮮語の順に母音調和が及ぶ射程が短くなっていく
であるからには、中期朝鮮語よりも更に先にある日本語の母音調和が助詞にまで及ばなくても不思議ではないと思うし、そのことがアルタイ的母音調和を否定する根拠になるとも思えない
例えば有坂第三法則なんかはツングース語に全く同じ母音調和がある(ツングース語でもaとəは同一語根内に共存しない)し、有坂法則に関してはツングース由来の可能性が高いと思う
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