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  • 475
  •  
  • 2013/10/07(月) 14:42:23.61
>>472
別に大野説でも村山説(二段活用がAN語起源で先、四段活用がツングース起源で後とする)でもいいんだけど、それだと>>461とどう整合性を取っていいのかが分からないんだよね
俺は二段動詞と四段動詞のどっちが先だったかはともかく、四段動詞の活用語尾の起源は村山説に従ってツングース起源の-riだと思ってるんだが、それだとツングース語が入ってからも日本語に語末子音が残っていたと解釈しなければならなくなる
ただ四段活用の已然形の語尾が-e2であることを考えるとそもそも語幹に語末子音があったとも言えなくなるし、その辺りをどう考えればいいのかがさっぱり分からない
四段活用をツングース語流入前の五母音(1)にまで遡る最古の活用形態と考えてもいいけど、そもそも四段動詞がカ変などより古いという根拠が無いとそう主張するのは厳しいし
あと、カ変の語幹って-o1終わりじゃなくない?
カ変の未然形と命令形の活用は-o2だし、語幹に-o1を再構する根拠は無いと思う

松本説というと、類型地理論だっけ
正直あれは電波説の類だと思う
LとRの区別の有無なんて他の言語の影響で簡単に変わるし、形容詞の形態や一人称複数の排他性なんて歴史時代の日本語だけ見ても大きく変化してるし
というかあれはどう見ても日本語が南方起源であるという結論が先にあった上での立論だからなあ…

多分その順番は成り立たないんじゃないかな
日本語と関係があるのはAN祖語じゃなく台湾諸語と分岐した後のマラヨ・ポリネシア諸語だと思われる(村山説によれば日本語と台湾諸語の対応はかなり希薄)けど、
MP祖語の時点ではまだAN祖語のeはeのままで中舌になってなかったとされてる
eがəに変わったのは比較的遅くだし、əになった後に日本に来たというのは無理がありそう
それに、>>458をベースに考えるなら、仮に5母音体系を持った正体不明の日本語祖語があったとしてもAN語のəはaかeかoに吸収されて独自の音素にはならないと思う

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