上代特殊仮名遣い 二音目 [sc](★0)
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- 2013/09/30(月) 23:27:14.99
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うーん、o1先行による6→5体系の試論は、どうも今ひとつだなあ。
さすがに、ちょっと無理があるんじゃないかね。
俺は結構素朴に考えている。次のような感じ。議論としては「プレ時代699説」になる。
古いeを暫定的に@で示す。音韻は何も挟まず、音声はxsampaを使い[ ]で挟むことにする。
1 祖語4母音:a[A] i[i] u[u] @[@\]
素直に、母音三角形としてはY字型を想定する。
1+ 有坂法則の意味
ウラルアルタイ的母音調和というより、順逆双方の同化現象の中で、@が仲間はずれにされたことではないか。
Y字型の中で、@だけが中間点にある。つまり、安定頂点音3+中間音1という感覚。
2 中間音が形成されて7母音:a[A] i[i] u[u] @[@\] y[1] e[e] o[o]
これは、Yの頂点を結ぶ ▽型の各辺の中点3つに、母音連続による中間音が生じた、と単純な内在変化で考える。
この形は、現存する言語では、標準インドネシア語と同じ。
3 エ甲が加わり原型の8母音(699説):a[A] i[i] u[u] @[@\] y[1] e[e] o[o] ae[{]
前舌側にもう一つ中間音が加わる。なぜこの形が許されるのか?といえば、
下顎は円弧型に動くため、母音三角形は、音声上は「左片のほうが長い」から。
従来の万葉仮名との対応で言えば、
ア=a[A] イ甲=i[i] ウ=u[u] オ乙=@[@\] イ乙=y[1] エ乙=e[e] オ甲=o[o] エ乙=ae[{]
4 aeの高舌化による、中段に4つ母音が並ぶ8世紀畿内語通説。あとは通説に同じ。
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