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  • 2015/12/05(土) 20:39:08.46
ANNE MURRAYの「ア・リトル・グッド・ニューズ」を聴く。 2015年11月30日 08:42
http://sorceress.raindrop.jp/blog/2015/11/#a001580

 ストラテジーペイジの2015-11-29記事「Russia: Cold War Weirdness Returns」。

 露軍機は当初、ISを爆撃しないでいた。ISがロシア民航機に対するテロをエジプト上空で実行したのだ
と11月前半に判断してから一転、IS爆撃に注力しつつある。

 フランス軍機は対IS空爆に関しては露軍と同じROEを採用した。すなわち、ヒューマン・シールズは
無視する。

 露軍はISのファイナンスにターゲットを絞っている。すなわち石油生産とトルコへの密輸出だ。

 露軍は米、イスラエル、フランスと戦地協定を結んでいるが、フランスとの協定は独特である。単に
味方射ちを予防するという以上の協定。

 しかしフランスの方としては、あまり露骨にロシアと共闘することはできない。というのはウクライナ侵略に
ついて対露制裁中なのだし、ロシアが「ISは米国の発明品」と国内宣伝していることにも同意するわけに
いかない。

 ロシアの主張。アサド政権は国連から認められたシリア唯一の政権である。そして露軍はそのアサド政権
から招かれてシリアに駐留しているのだ。

 ロシアがトルコ機をSAMで撃墜できないのは、トルコと全面対決になればダーダネルス海峡を封鎖されて
しまい、シリアに海からアクセスできなくなるためだ。

 そしてプーチンには分かっている。シリアで露軍はNATO軍とは勝負にもならないのだ。

 トルコ国境を支配する者は、シリア第二の都市アレッポも支配できる。

 すでに露軍機はシリアで1500人を爆殺した。うち7割は反政府ゲリラだが、3割はヒューマンシールズか、
間違った時に間違った場所に居た人たちだ。

 米軍とその同盟国軍による対シリア空爆は1年強続いている。彼らがこれまで4000人爆殺したうちの
間違った市民は1割未満だった。

 ISのヒューマンシールズの使い方は、たとえば市民を鉄の檻に入れてそれを写真に撮ってインターネットに
公開するのである。

 ロシア国内では、失業率は5%より悪化していないと公表されているが、貧困が広まりつつある。

 ロシア政府は最近、同国のGDPは今年、すでに去年よりも3.7%縮んだと発表した。

 他方で平均家計収入は10%落ち込み、インフレが同時昂進しているので庶民の食料品購買力はそれ以上に
悪化している。

 政府公式発表では今ロシアには「貧民」が15%いる。しかし実相は、その2倍だろう。

 地域によっては、住民の4割近くが貧困だと行政が認めている。

 あと2〜3年は、この右肩下がりの経済力趨勢は止まらないだろう。これはロシア国内の経済学者も認めている。

 すでにロシアの経済規模は世界のトップ10ヵ国から転落しているのだ。

 住宅、交通、電気水道などインフラへの政府支出が減らされていて、メンテナンスがなされず放置されるために、
年金暮らしの老人たちに生活苦が加重されている。

 ルーブルの下落は、海外の民間航空会社のロシア行きの便を減便させている。

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