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- 2015/04/25(土) 18:25:27.79
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それにしても、ドイツは変わってしまった。この国は、つい最近まで、このような強引な外交はしなかった。
イラク戦争では頑として派兵しなかったし、2001年のアフガニスタン紛争のときはNATO軍の一翼を担いはしたものの、
活動は、治安維持や地域復興、現地の警察や軍隊の養成などに絞るという方針を変えようとはしなかった。その後、次第に状況が深刻化し、やむなく戦闘に巻き込まれていったが、ドイツ政府が、自軍が戦闘状態にあるということをようやく認めたのは、2010年のことだ。
ところが今では、ドイツ軍が海外に出兵しても、他国の武装勢力に武器を援助しても、誰も何も言わない。
むしろ、こんなものでは足りないと思っている。すべてはプーチン大統領とISのせいなのか?
実はドイツで、プーチン大統領と同じく、悪党として扱われている首脳が何人かいる。
トルコのエルドアン大統領、シリアのアサド大統領、ハンガリーのオルバン首相、そして、我が日本の安倍首相だ。
なかでも安倍首相についての報道は目に余る。
現在の日本は、安倍首相率いる極右の内閣に乗っ取られており、報道が抑圧され、言論の自由も風前の灯なのだそうだ。
なぜここまで歪曲し、日本が軍国主義に突っ走っているように演出しなければいけないのか!? 私が見る限り、
日本はドイツよりもずっと平和主義的だが、安倍首相の非難のされ方はプーチン大統領といい勝負だ。軍国主義と言われても、日本には"軍隊"さえないのに。
しかも、ドイツの報道は、自国が軍拡に走っているのは、ロシアの脅威のせいなので当たり前という論調だ。
彼らは、日本はどの国からも威嚇されていないとでも思っているのだろうか。
半分、乗っ取られかけている領土があるにもかかわらず、何もしていないというのが現実なのに、
どこが極右の軍国主義なのか、チャンチャラおかしい。ここまで責めたてるのは、他に目的があるとしか思えない。
報道の自由についても、日本は、少なくともドイツと同じだけの自由は享受している。
その証拠に、ドイツでも日本でも、「政府が言論の自由を圧迫している」と言っても誰も逮捕されない。
ただ、報道の偏向度を比べるなら、ドイツの方が一枚も二枚も上であることは間違いない。
「平和を愛するドイツ、そして、戦争をしたい日本」。ああ、書いているうちに、だんだんバカバカしくなってきた。
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