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  • 2012/11/18(日) 19:08:16.68
日本最大のレコード会社コロムビアはそもそも叙情歌謡を得意とするレコード会社であり、
古くは岡本敦郎「白い花の咲く頃」伊藤久男「アザミの歌」若山彰「惜春鳥」など叙情歌謡の宝庫である。
さらには文芸物を題材にしたコロムビアローズの「智恵子抄」など、舟木一夫の文芸叙情歌謡の大成功を導く下地は十分にあったのである。
そのコロムビアお得意の叙情歌謡に文芸物をミックスさせて登場したのが文芸叙情歌謡の決定版「絶唱」であり、
曲の内容も大正琴を前面に押し出した斬新で画期的なメロディーで情感の演出に成功した大ヒット作なのである。
当然のごとく映画も従来の歌謡映画を大きく凌駕する大ヒットを記録し、歌と映画のダブルヒットは
「青い山脈」以来とも言われるくらいの大成功を収めたのである。
さらに昭和41年後半の舟木には、LPで当時としては記録的売上を示した「その人は昔」をはじめ
テレビ主題歌の「雨の中に消えて」も舟木主演でヒットしたのである。
この年前半にはNHK大河ドラマ「源義経」にも出演し、あの歌謡界の重鎮古賀政男作曲の「敦盛哀歌」を発表している。
また大川橋蔵主演の人気時代劇銭形平次の主題歌も歌い、舟木の代表曲のひとつにも上げられるほど長期間テレビで聴くことができたのである。
昭和41年は舟木一夫が堂々の御三家筆頭として王道の活躍をした年であり、橋・西郷の追走を一気に突きはなした年でもあったのである。
御三家ならず歌謡界でも舟木一夫こそ筆頭と言っても
過言ではないと言えるのではなかろうか。

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