家庭用ミシン 11台目 [sc](★0)
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- 725
- 2014/03/03(月) 16:49:48.22
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>>697
手縫いのやつだけど、縫い始めと縫い終わりの理屈は、これがいちばんわかりやすい。
http://www.aiweb.or.jp/wasai/profile/pdf/11-13.pdf
まず、9ページの上、「縫い返し」を、絵で見て、よく覚えて下さい。
そして、9ページの一番下「返しどめ」は、縫い始めと縫い終わりを「縫い返し」で、一定距離、縫い返している。
この最初と最後を縫い返す「返しどめ」が、ミシンでもよく使う「止め縫い」の一種。
理屈としちゃ簡単で、縫ったところをその上から、もう一度縫うと、糸が絡んで、
固くなり、ほどけづらくなる。布の同じ場所に糸をたくさん入れることで、実際にその部分が硬くなり、つまり、糸はぬけない、ほどけない。
返し縫いをしないと、縫った部分を開く力が、もし縫い始めと縫い終わりのところにかかれば、
それは、そのまま、その通り、布のはしから、糸がつぎつぎ抜けていって、ほどけるわけです。
では、それなら、縫いの最初と最後をある程度縫い返して、縫い始めと縫い終わりを布の「内側」にもってくれば、
布の端から、縫い目が開くこともなくなるという、こういう理屈も言えます。つまり、最初と最後が布の「内側」にあり、
しかも、その「内側」は、すでに縫ってある縫い目の上であることから、開こうとしても開かない、ブレーキがきいてるわけですよ。
どうです、いい按配ではないですか。
また、さらに、この縫った部分が、縫った方向に引っ張られるときには、
縫い返した場所から、糸の、縫う方向が変わるので、その変わった場所で、糸がふんばって、そこに留まろうとする、という理屈もあるわけです。
船のアンカーのようですね。
この理屈は、ミシンの場合でもまったく同じで、縫った上から、もう一度、同じ場所を上から、一定距離、縫い返すことで、
縫い始めと縫い終わりを、ほどけないようにできる。つまり、縫い目の「アンカー」が最初と最後にあるわけです。
これで文句なしです。もう、ほどけそうな場所は、どこにもありません。
そのときの動作を「返し縫い」と、みんな言ってるわけですが。。。
「返し縫い」という言葉は、単に、ミシンの縫いを逆転させる、後進、つまりバックさせることのみを言いますが、
「返しどめ」や「止め縫い」のことを、簡略的に「返し縫い」と、みんなよく言います。わかってる人にはそれで通りますが、初心者は?となります。
「返し縫い」という言葉が、「後進」を意味するのか、それとも、「止め縫い」を意味するのか、初心者は気をつけなければなりません。
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