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  • 2019/07/06(土) 18:50:02.82
自身の名を冠したファイゲンバウム定数などカオス理論の分野で
卓越した業績を残したミッチェル・ジェイ・ファイゲンバウム博士が
2019年6月30日にニューヨークで亡くなっていたことがわかりました。
74歳でした。

ファイゲンバウム博士が研究を始めたとき、カオス理論なる言葉は
まだ生まれてもいませんでした。ニュートンを含めて世界の科学者は、
太陽系の惑星の軌道などの複雑系の計算予測値と実測値の「ずれ」の
問題を解決しようと取り組んできました。同じ系で起きている現象でも、
初期値がわずかでも異なると最終結果に大きなズレが生じる
場合があるのは科学者の悩みの種となっていました。

この問題に着手したファイゲンバウム博士は、一見ランダムに見える
数値のズレの中にも規則性があることを発見し、計算モデル化し、
さらにはこの規則性を数学的に証明した上で、
普遍性があることも示しました。
この普遍性について、後に電気回路から生物学的システムまで
多くの実例が発見されています。ファイゲンバウム博士が発見した
規則性は「ファイゲンバウム定数」と博士の名が冠され、
ファイゲンバウム博士は1986年にノーベル賞に次ぐ権威を
誇るといわれるウルフ賞の物理学部門を受賞しました。

【訃報】カオス理論の先駆的研究者ミッチェル・ファイゲンバウム博士が死去 2019/07/05
http://egg.5ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1562354199/

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