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  • 2014/04/06(日) 19:39:20.89
2003年:第28回「SGIの日」記念提言・池田SGI会長2

緊迫化するイラク・北朝鮮情勢
人々の顔からは、新たな世紀を迎えた時の心なしか華やいだ表情などは影をひ
そめ、人間精神が息づいていることの証ともいうべき対話の息の根さえ止めて
しまいかねない閉塞感、いらだたしさばかりが目につきます。

世界中が固唾を呑んでの平和的解決への祈るような思いにもかかわらず、なぜ
か、アメリカによるイラク攻撃は避けられないのではという暗い見通しが支配
的ですし、中東問題の焦点であるパレスチナ情勢も、年明け早々から、自爆テ
ロと報復というカ対力の悪循環は、エスカレートするばかりです。

それに加えて、一挙に浮上してきたのが、北朝鮮情勢の緊迫化です。
数年前、韓国の金大中大統領の“太陽政策”によってデタント(緊張緩和)の兆
しをみせていた朝鮮半島をめぐる動きも、北朝鮮のNPT(核拡散防止条約)や
IAEA(国際原子力機関)の保障措置協定からの脱退表明、ミサイル再開発の
ほのめかしなどの“瀬戸際外交”によって、舞台は、あっという間に暗転して
しまいました。

こうした危機的状況を見るにつけ、かのトインビー博士が、30年前、私との
対談集『二十一世紀への対話』の中で語っておられた人類への警告、黙示録的
な言葉が思い起こされます。

博士は、科学技術によってもたらされた「力」が未曽有の勢いで増大し、人々
の「倫理的行動水準」とのギャップは広がるばかりであり、それを劇的に拡大
したのが原子カであるとして、こう語っております。

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